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2009年 09月 05日

HINANOの旅 完 嫁入りクルーズは終わった 

太鼓打ち鳴らし、笛を吹き、それでも足りずにトテチンシャン!
耕ちゃんよ、
トータルログ746.46海里(約1,383km)を、述べ十三人で十二日間、毎日毎日トテチンシャンだ。
黒潮の流れに舳先向け、風に逆らう旅だから全て機帆走、帆走できたのは全航程の一割にも満たない。
プッス~ンの音とともにエンジンがストップしちゃって、船長と峰さんがキャビンに潜った玄界灘での二時間ほど、お二人には失礼だけどエンジン門外漢のオイラにはこの二時間は天国だった。
頬なでる風と群青の青を切る舳先の音だけだ。
指先油だらけのキャビンのお二人も、「HINANOがまたテストしてやがる」な~んて、ジョーク飛ばしながらエンジンと取っ組み合ってたから、下でも楽しんでたんだよ、アハハ、多分
やっちゃんもあうんの日記で書いている。
「こんな盛り上がりを見せたヨットの引継ぎ式、もう二度と経験できないだろう」と。
その『元HINANOクルー』のやっちゃんを他人扱いしたら、本人気を悪くするだろうけど、『HINANO』が悪さ仕掛けてきたのは他艇からの助っ人さんが下船した尾道以降だ。
悪さ仕掛けるTPOをわきまえていやがるんなんて、かわゆいじゃあないか。
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西国の海、長崎は大村湾の東彼杵(そのぎ)に着いたのは十八日の正午過ぎだ。
湾の出入り口、針尾の瀬戸は狭くって、細くって、日に二回、7,5ノットの渦潮の瀬に変わって船寄せ付けなくなるけど、入っちまえば鏡が浦(館山湾)以上の真っ平らな水面だ。
d0007653_8441623.jpgだだっ広くって、奥を望むと水平線しか見えね~場所さえある。
Hinano』はその"湖面"の、針尾の瀬と長崎空港の中間辺り、湾東岸の八幡港にモヤッとる。
お隣りのモーターボート、千葉・富浦港で仲良くしてた『Voice』に比べればちっちゃいけど、『HINANO』が仲良くしていかねばならね~妹だ。
ウェイク・・ボードを趣味にしてる船長さんのお嬢さんの持ち船なんだよ。
体当たりなんぞするでね~、オメ~さんのグラマラスなからだ、十一トンもあるんだから
HINANO』にしっかり教え込んでおいてくれ。
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唯一の残念は トテチンシャンに設計者の林賢之輔先生が合流できなくなったことだけだ。
HINANO』はベストのヒトに貰われてったと確信してる。
「持っちまおうか」、な~んておこがましい気持ち抱いたこともあるんだゼ。
「それじゃオイラも半分出す」な~んてクルーも居た。
でも、維持してくパワーが互いにない。
日々面倒を見て、不都合に細かく対処して行く根気も気力も知識もゼロなんだ。
耕ちゃん見てて判った、九里のやっちゃんのblog読んでて判った。
オイラはヨットの上っ面だけを楽しんでただけで、クルーだといえる資格さえない。
クルージングは楽しいけど、終われば掃除もいい加減に、後は耕ちゃん任せの「じゃ~ね~、またね~」男だ。


船長は耕ちゃんと同じ人種だった。
台風に追いかけられて、土砂降りとなった一日、船長は何してたと思う?
舷側に付いてる踏ん張り板・トウレールを、四つん這いになって磨き始めたんだ。
余りにもきれいになるのでオイラも反対側、スタボーサイドのトウレールをブラシで磨くことにした。
他にやることがない土砂降りだからの退屈しのぎだ。
雨上がっちゃって来ちゃったから、磨いたのは四つほど。
バウに向かってグルリと一周、残りを磨いたのは俊ちゃんだ。
d0007653_1918158.jpg今さら反省しても遅いけど、『HINANO』クルーは峰さんと俊ちゃんだけだったな~と、つくづくだ。
コックピットの座席と床、板の色は薄墨流したような黒だと思ってた。
違うってこと、船長さんのゴシゴシで今回初めて本当の色を知ったんだから、何ともはやの心境なんだ。

Hinano』は変わるよ~。
スターンのパルピット、あそこに横長の木製ベンチが設(しつらえ)られる。
耕ちゃんの嫌いなオーナーズチェアじゃね~よ、施設のこどもたち乗せるためだ。
ドジャーもコックピット側にもう少し張り出したいようだ。
でかいハンドル、グルグル回さなきゃならないジブシート・ウインチがあるから、伸ばせる範囲には限度がある。
そうなると、少し背を高くした丸みおびた屋根で張り出すのだろう。
「オオ~ッ」と、声挙げちまうシルエットになるかも知れない。
ラットの前に、踏み台、背の低いキンちゃんが「ベリーグッド」の声挙げるかもね。
真っ先に変わるのはエンジンルームの蓋、作業がし易いように、ドカ~ンと開けるつもりのようだ。

大村湾デビューも、もう果たしたんだ。
八月三十日の『ハウステンボス・カップ』、ご夫婦と葉山から『Jacky』クルーが助っ人で飛んた。
HINANO』向きの風はなかなか吹かない湾でのレース、スタートはノンビリ、ゆったりだ。
船長に「全艇漂っちゃって、エンジン掛けて一斉ゴール」な~んてレースもあるんだと聴いたけど、な~るほどの水面だ~。
上りが終わった後半に風が上がってスピンラン、順位を上げてったらしいんだけど・・・・・。
HINANO』のスピンポール、規定(?)より少し長くって、タックするにはコツが要る筈なんだけど、上手にこなしたらしい。

嫁入りクルーズのこと、「何言ってやがる、娘の身売りじゃね~か」な~んて。
そんなのが居ないわけじゃないけど、スタートから最後まで付き合って、これは間違いなく嫁入りだったゼ。
それも「幸せ約束された」の形容詞付き縁組
d0007653_10342778.jpg確信持ってコイツはいえる。
壱岐・五島・甑(こしき)列島がすぐ側のシチュエーション、羨ましくって「チクショウ」を叫びたいほどだ。
伊豆急(一九六一年開通)が入ってダメになる前の、伊豆半島の先っぽの海
といっても、『白砂青松の海』じゃあね~よ~。
HINANO』のこれからの天地は、『白砂スダジイと群青の海』なのよ
小声の内緒話だよ、耕ちゃん。                
「アイツ、今回は脱走兵にならんかった」
              長崎・岡元組のみなさん(⇨ ⇨) 
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by molamola-manbow | 2009-09-05 01:14 | ヨット


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