2009年 09月 11日
オランダから輸入した手漕ぎのボート三体、「日本人が作るとしたら竹使うだろうな~」と思わせる薄く削いだ木材編み込んで作られています。 防水のために表面に塗ったコールタールも剥げ落ちて、ただただ朽ち果てるのみ。 「ウ~ン、勿体ね~」に出会ったのは、長崎・オランダ村の、これまた朽ちるに任せているポンツーン。 今ならギリギリ修復可能な状態、喜んで引き取るところあるだろうし、手先器用な竹細工の職人、大分とか熊本にはまだ残っている。 「どう?こんなの」と見せれば、すぐにMaid In Japanの完成でしょう。 かつて英国・ウエールズの民族博物館で柳を編んだ骨格に、牛皮を貼り付けた『コラクル』なるオワン・ボートを観たことがある。 出来は佐渡のタライ船よりも危なげに映ったが、南米・チチカガ湖の葦船『トトーラ』、インダスの藁船『クッファ』など、世界では秀逸な手漕ぎボートが作られた。 このオランダ製も民俗学的価値がありそうで、勿体無くて、もったいなくて! この種の川舟が日本に登場しなかったのは、瀬の荒い急流が多いためでしょうか・・・・・。 勿体無いついではこの美しい建物群も右へ習え。 安っぽいハウステンボスのレンガと違い、こちら廃墟のオランダ村は、年代モノ用いて建てられた輝きと趣があります。 オランダ村とハウステンボス、同じものふたつをたて続けに作り、一方を廃墟にしてしまった九州財界人、地方官僚の気が知れません。
by molamola-manbow
| 2009-09-11 07:10
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