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2009年 10月 05日

  五島のアラ漁師&『かっとっぽ』

一昨日爆発を起こした桜島行きのフェリー乗り場とは、眼と鼻の距離にある鹿児島・鴨池水族館のクエ科のサカナ、八十キロの『タカマイ』です。
このタカマイと同等の大きさに育つ『アラ』とか『クエ』を専門に狙い、銛(もり)で格闘する漁師さんが長崎・五島列島の福江市に住んでいたこと、五島クルーズ(九日~)が近づいて思い出した。
離島の旅に精を出していた頃だから四半世紀以上も前の話になる。
いまでは相当のお年になられているだろう、健在であられようか。
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精悍無比な凄い漁師さんなのです。
物干し竿のような長くてでかい銛一本を持って海底に潜り、穴の奥深くに潜んでいるクエと格闘するんです。
「海底の世界も人間様の世界と同じでね」。
空きが出るとすぐに次の住人でうまる住みやすいマンションもあれば、見映えバツグンでもなかなかうまらないマンションもある。
海底の世界もこれと同じ。
「すぐにうまる穴、うまらない穴があって、他の漁師さんよりどれぐらい多く、"駅まで五分、格安物件"を知っているかどうかで漁果に差が出るんだ」というようなこと言っていた。

写真ぐらいの大きい獲物になると、物干し竿を撃ち込んで穴の縁両足で踏ん張って引きずり出そうとしても、なかなか出てこない。
大きなエラを岩の窪みに引っ掛けて、尻尾を岩に巻きつけて、抵抗し続ける。
そんな時は船からもう一本物干し竿を持ってきて二の矢を撃ち込む。
そうしておいて逃げ出さないように銛を岩に縛りつけて家に帰っちゃう。
「三日目にようやく引きずり出せた剛の者もでてくる」。
これらを全てたった一人で、素潜りでやるんだから舌を巻きます。
「五島は大中小合わせると百四十余りの島と岩礁の連なりだからやれる漁だろうな~」

今度の五島クルーズでは『かっとっぽ料理』を試してみたいとチャンスをうかがっている。
皮膚に弱毒を持ったハコフグのことを指す『かっとっぽ』のお腹の部分を調理バサミで切り取って、内臓を抜いた後に日本酒で溶いた味噌とネギを詰め込めば準備完了。
切り取ったお腹の部分も蓋として使って、そのまま背中から火にかけるハコフグならではの姿焼き。
大層珍しい郷土食、四半世紀前には「夏はやっていない」と断わられているんだ。
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by molamola-manbow | 2009-10-05 09:02 | 潜り・磯釣り・海


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