2010年 01月 31日
文字を持たなかった民族でしたから、教えられた言葉をアルファベットで綴ったことになります。 時は一七六九年、場所はタヒチ、そこでの刺青の習慣を、『tattow』と綴ってヨーロッパに伝えたのはジェームス・クック(英国)だといいます。 乗船・エンデバー号を、カヌーで囲んで出迎えた全員が全員、刺青を施していた訳ではないでしょう。 刺青は権力の象徴とか、冨の象徴でしたから、船囲んだ人々の刺青は限られた範囲に施されていたに違いありませんが、偉くなると顔面はもとより、前身を刺青で埋めていたようです。 きっと腰抜かさんばかりに仰天したでしょうね~。 『tattow』は『tattoo』と綴りを替えて今日に。 現在のタヒチ語、刺青は『tatau』と綴られるのだそうです。 国立博物館の土偶展(二月二十一日まで)にも顔面に刺青を施した人物埴輪! きっとポリネシアンは渡って来てますね~。 八十年代の頭、四十日ほどをアオテアロア(ニュージーランド)で過し、オークランドからバスで全島を回る機会を持った。 もう、顔面にまで刺青を施すマオリは見掛けなくなっていたが、両手、両足を刺青で埋めたマオリの長老に聞いたことがある。 「この刺青には先祖の歴史が書かれている。代々の先祖の名、大事な出来事をたどって行ける」。 見た目は幾何学模様の羅列のようだから、飾りにしか見えませんでしたが、文字を持たないポリネシアンの、立派な文字だったことになります。 触ってはならないモノを意味するtaboo、これもタヒチ語のtabu(tapuとも表記)が語源だったとは・・・・・。 Jeanne Valet調べは面白い。
by molamola-manbow
| 2010-01-31 10:09
| 潜り・磯釣り・海
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