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2010年 03月 03日

⑥太平洋漂流

シングルハンドで無帰港世界一周中のAussie娘ジェシカちゃんに先立つことおよそ二世紀半、一七六八年に地球をグルリと回った初めての女性Jeanne・Valet(フランス)の身元調べが元で、大航海時代の太平洋から抜け出せなくなっている。
しかも、九州なのか、畿内なのか、はたまた別のところにあったのか、女王・卑弥呼の住まいさえ霧の中の、更なる先の時代にまで彷徨うことになって、太平洋の霧は益々濃い。

とり付かれたのは漂流記。
縄文土器と類似点の多いエクアドル・バルディビア遺跡の日本伝承説を否定する学者の根拠は、「古代人に太平洋を渡れるハズがネ~
太平洋を西から東へ、南米大陸まで進出してった古代ポリネシアンの歴史見て、先輩に立派なパイロットが居るじゃないかと思うmannbowの素人頭は、胸躍るロマンも加味して「絶対日本に起源がある
で、漂流記を読み始めた。
『おろしゃ国粋譚』(井上靖)、『ジョン万次郎』(井伏鱒二)、『アメリカ彦三』(吉村昭)などは有名だけど、中には一年と五ヶ月、四百八十四日も太平洋を漂い、カリフォルニアで救助された者もいる。
江戸から尾張に向かう途中、遠州灘で時化に遭って流された『督乗丸』の船頭・重吉。
一八一三年(文化十年)のできごと、十四人中三人が生き残り、四年後に帰国している。

d0007653_13481496.jpg江戸時代の千石船は、遠洋航海に適した倭寇時代の造船技術(八幡船)が鎖国令で途絶え、すぐに難破したらしい。
時化に遭うとまず積荷の投棄をし、さらに帆柱の切り倒しとなって、あとは風まかせ、潮まかせの漂流・・・・・。
カムチャッカ、ハワイ、北米へと流された船乗りの数、とてつもなく多くて、雨水と釣り上げた魚で飢えをしのいでいる。
勿論、救助前に亡くなる漂流者の方が多いのだけど・・・・・。

わずか二週間で食料も水も有りながら、百四十七人中、生存者十五人となった漂流もある。
『督乗丸』と同時期にアフリカ西海岸で起きたフランスの軍船『メディース』の例。
ボートの中で士官と船員が殺し合った。
あちらではコロンブスもマゼランも置き去りにされる危機を経験してるし、英国・バウンティー号の反乱などもありました。
名古屋市熱田区の成福寺に重吉の墓
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by molamola-manbow | 2010-03-03 13:59 | ヨット


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