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2010年 03月 21日

帆船その3 アガメムノンの女傑

舷側に並んだ九つの四角い穴は、大砲の発射口。
反対側、スタボー・サイドにも同じ数があるから、大砲の数2×9門の軍船です。
仔細に眺めると、蓋を跳ね上げているように見える。
『砲門を開く』、ウ~ン、語源はこの姿からかな?
d0007653_6581939.jpg
船名は木馬伝説のトロイ戦争を指揮したギリシャの英雄から貰った『Agamemnon
こんな美しい姿で、ドカン、ドカンと撃ち合いました。
時は一八ニ七年十月二十日、ギリシャ南端にド~ンと突き出しているペロポネス半島南西のナヴァリノ湾海戦です。
東ローマ帝国崩壊(一四五三年)以降、オスマントルコに支配されていたギリシャは、このナヴァリノ湾海戦でトルコ・エジプト連合を打ち破って劣勢を逆転、独立への分岐点とした。
帆船同士でドンパチやった歴史最後の海戦で、『Agamemnon』を指揮したヒトは・・・・・。
                                                          こちらも魅力的
d0007653_11464557.jpg地下に潜って独立運動を続けていた秘密結社『Philiki Etareia(フェリキ・エテリア)』の紅一点、Laskarina・Bouboulinaさん。
私財を投じ軍船三艇を造船し、これをギリシャ軍に寄贈、その中の一隻『Agamemunon』を率いてナヴァリノ湾海戦に出撃した女傑船長です。
独立後、提督の位を授けられたギリシャのジャンヌダルク
トラファルガーの戦い(一八〇五年)でスペイン・無敵艦隊破った女ネルソン
乗船・『Agamemunon』は、ギリシャで最大、最速の帆船だったようです。

血は受け継がれています。
東京に拠点を置くギリシャ政府観光局の極東支局長・ソフィア・バトヨターキさんも、ちょっとしたブブリーナ。
生み月間近の大きなお腹して、テキパキと男性スタッフを指図し、ジロリと睨む眼光の鋭い活動的な女傑でした。
四、五回顔を合わせただけなのに「ギリシャに来たら連絡しろ」と言い置き、今年二月に退任、帰国しましたが・・・・・。

今月二十五日はギリシャの独立記念日。
バトヨターキさんなら、面白い企画、考えていたでしょう。
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by molamola-manbow | 2010-03-21 07:12 | ヨット


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