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2010年 04月 01日

小田原城と富士山

小田原城と富士山_d0007653_6322092.jpg
 汽笛一声の新橋から東海道を下り、最初に眼に飛び込んでくる小田原城の天守閣を眺めると、何時も同じ思いに駆られます。
「早雲さんほか五代も続いた小田原北条氏のみなさん、もう少し眺めのいい場所にお城築けばよかったのに・・・・・」

西は早川の瀬、東は酒匂川の流れに守られて、箱根連山の深い山並みもまた背後をガードする要害の地だったことは判る。
でも、「折角の富士山、仰ぎ見ることが出来ないじゃん」と考えて、「日々美しい姿眺めて暮らしてた方が精神衛生によかったのと違います?」と、思っちゃうのです。

鉄道唱歌で小田原近辺がどんな唄われ方をしてるのだろうと調べてみると、
  ♪ 国府津降るれば馬車ありて
    酒匂小田原遠からず
    箱根八里の山道を
    あれ見よ雲の間より
と、小田原についてはサラリと触れているに過ぎない。

丹那トンネル開通(一九三四年)前の東海道線、御殿場回って沼津に抜けていたからでしょうが、それでも「あれ見よ雲の間より」と、富士山のことはちゃ~んと「あれ」と書いています。

その富士、多摩川の鉄橋越えると次第に大きくなってくるのに、酒匂川渡ってお城のお膝元・小田原市内に入ると箱根の山並みにさえぎられて消えてしまう。
仰ぎ見て、天守閣で杯あおれる要害の地、無かったのでしょうか?
もっといい気分でいられただろうに・・・・・。
「オマエなあ、戦国の乱世を甘く見るんじゃネ~」でしょうか。

by molamola-manbow | 2010-04-01 07:14 | カテゴリー外


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