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2010年 09月 15日

  海の神様・恵比寿

       名も知らぬ遠き島より                    われもまた渚を枕   
           流れ寄る椰子の実一つ                    孤身(ひとりみ)の浮寢(うきね)の旅ぞ

       故郷(ふるさと)の岸を離れて                実をとりて胸にあつれば
           汝(なれ)はそも波に幾月                   新(あらた)なり流離(りゅうり)の憂(うれひ)

       舊(もと)の樹は生ひや茂れる                海の日の沈むを見れば
           枝はなほ影をやなせる                     激(たぎ)り落つ異郷の涙

                           思ひやる八重の汐々(しほじほ)
                                いづれの日にか国に帰らむ

d0007653_13555141.jpg島崎藤村作詞、大中寅二作曲の『椰子の実』が大好きだ。
民俗学の祖柳田国男が学生時代に遊んだ愛知・伊良湖崎の情景を、親交の深かった島崎に話して『椰子の実』が誕生したお話も好きだ。

七福神のひとり、海の神様・恵比寿さんこと『少彦名命』(すくなひこなのみこと)は、木の実の船に乗って日本列島にやって来た小さな小さな神様だったといわれている。
椰子の実半分に割った舟黒潮に漕ぎ出して、海の道に揺られてきたのかも知れない。
美しい詩が生まれた柳田と島崎の会話には、「広大なロマンの広がりがあっただろうな~」と想像するのです。

その対極にあるのが神田明神の恵比寿像でしょうか( ⇩ ⇨ )。
波頭の上に立つ姿、これ自体はかわいいものなのですが、全体像はおどろおどろしい。
イルカ、トビウオ、フグ、カツオ、タイにヒラメにウミガメと所狭しの配置、とってつけた海の色・・・・・。
東京芸大・宮田恭平学長の作、マ、ユニークな点は認めます。
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by molamola-manbow | 2010-09-15 09:11 | 潜り・磯釣り・海


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