2010年 09月 12日
ローラ・デッカー(Laura・Dekker)の名前に、「聞いたことあるな~」と感じるヒト、多いはずだ。 「幾らなんでも幼過ぎる。許可する訳にはいかないよ」と、裁判所に出港まかりならん命令を喰らったオランダ少女。 「裁判所がナニよ、個人の自由じゃない」と、密かに出港企てて、「ダメだと言ったろう」と、これまた阻止されたのが十三歳、去年の出来事の張本人です。 アノ大騒ぎから一年、いまデッカーちゃんはたったひとりで海の上に居ます。 地中海の入口、ジブラルタルからシングルハンドの世界一周クルーズに出たのは先月の二十二日。 もう、大西洋のかなり西方まで二本マストのケッチ、真っ赤な『Guppy』号(37フィート)を走らせているはずなのです。 今回の出港不問は、かなりの妥協によるものらしい。 世界一周航路の最難所、南米最南端のホーン岬とアフリカの南端喜望峰海域は通らずに、パナマとスエズ運河を通過するほか、エクアドル領ガラパゴス、タイ、豪州ほかに寄航するコースをとります。 十七歳の誕生日三日前に単独無寄航でグルリと世界を一周して帰港したAussie娘ジェシカ・ワトソン(Jassica・Watson)ちゃん。 この記録の更新狙って出港し、嵐にマスト折って断念せざるをえなかったYankee娘・アビ・サンダーランド(Abigail・Sunderland)ちゃん。 進む一方の低年齢化、歯止めは可能でしょうか・・・・・。 十八万年前、生誕の地・アフリカから歩み始めた人類、突き動かされたのは山の向こう、海の向こうを見てみたい宿命的願望であり、衝動だから、難しい問題を含みます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ヨットの上で生まれ、十歳の時には両親から単独で海に出ることを許可された少女。 シングルハンドでオランダからイギリスまでクルーズ、父親の「一人で帰れるから大丈夫」にも係わらず、イギリス当局から「出港ノー」を突きつけられたことのある少女。 急進派の反捕鯨団体・シーシェパードを支援する少女。
by molamola-manbow
| 2010-09-12 06:57
| ヨット
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