2011年 01月 16日
三田の赤羽橋方向から観た建設中の東京タワー、高さから察すると昭和三十三年の盛夏の辺りではないでしょうか。 結構静かに上に上にと伸びてって、武蔵の国みたいなフィーバーは起こらなかったように記憶していますが、どうだったのでしょう? 友人にタワーの真下、聖オルバン教会で寺男のアルバイトをしていたのが居て、しょっちゅう遊びに出掛けていた頃、丁度こんな形と高さしてました。 お互い建設中のタワーに関しては話題にしなかったし、目立つ見物も居なかったように思っています。 世界最高のノッポを建設していたんですけどね~。 比べて武蔵の国のフィーバー振りは何なんでしょう? まだ上に上にと伸びるんだそうですが、manbowとしては、もうかなり前から生理的に受け付けない高さと形になっている。 そのために、「あそこの地盤、江戸時代までは海だったんだぞ」とか、「埋め立てられたあとも掘割りだらけの土地だったんだ」とか、建てちゃあならね~場所に、建っちゃあなんね~モノ建てたと、文句ばっかり云ってきた。 内緒なんですけど、高所恐怖症、高いところから下覗くと、チリチリしてくるんです。 飛行機の窓から下界眺めても平気なのに・・・・・。 建築学と近代技術から云うと、地上八百メートルまでは人工物は建てられるんだと云います。 ただし、高さを出すためにはそれなりの面積も必要になり、その高さと広さの公定式も出来あがっていて、基礎をどんなに強化しても、どんなに広げても、更なる上には伸ばせないんだと。 コレ、四、五年前に他界なさった地球物理学者・竹内均博士が何処かでお書きになっておいででした。 どんなに技術が進んだとしても、自己重量を支え切れずに建物は地盤ごとゆっくりと沈んで行くんだそうですよ。 上手く説明できないけど、球体を崩したくない地球は、余計な突起物を崩しにかかる。 そいつがコリオリの力とか万有引力であって、限度を越えた建造物は自己の重さで崩れたり、沈む。 その限界が八百メートル。 武蔵の国には、まだ百六十メートルほど余裕がありますが、あんな爪楊枝みたいな塔、自然の力を侮ってるとしか思えんのです。 加えて地盤の緩さだ! 砂上の楼閣みたいに見えるピラミットだって、石灰岩の小山みたいな巨大岩盤が基礎にあるんですよね~。
by molamola-manbow
| 2011-01-16 08:13
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