2011年 05月 03日
錨を切って、港から八百メートルを運ばれて駅前までやってきた。 定期検診のために入港し、エンジンの一部を外してしまったので港外への避難の道を絶たれた。 周辺の瓦礫を撤去して、台車を通す道を作れば、再び海に浮かべられる。 八百メートルを揉みくちゃになって運ばれた割には被害は軽い。 しかし、港までの台車の道をどうやって造るか。 八百メートルは商店街その他で埋まっていた個人所有の土地です。 一軒一軒交渉して行くとなると、「解体やむなしかもしれない」と持ち主は見ている。 被災地の復興、全てがこんな調子なのでしょう。 津波に巻き込まれた乗用車その他、撤去して廃車にするには、いちいち所有者の許可を必要とする。 煩雑な事務手続きが待ち受けてて、「どうせ廃車だろう」じゃあマズいんだ。 高台の安全な地へ、町全体の移転を考える。 狭い国土ではこんなことも絵空事だし、再三津波に襲わせてきた三陸一帯、「土地が有りゃあ、とっくの昔に移転してら~」なのでしょう。 駅前の一等地に津波のモニュメント、博物館にしたら、これほど訴えるモノはない! トウシロウの考えは一方的だけど、船が居座ってる土地もまた、今まで生活支えてきた個人の土地なんだ。 津波の凄さの象徴としては、釜石の観光船、二階建ての屋根の上に危なげに乗っかってる『はまゆり』もある。 民家の主、「早く撤去して欲しい」はずだがいまだに手付かず。
by molamola-manbow
| 2011-05-03 09:28
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