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2011年 07月 01日

  祖先が辿った 黒潮の道

d0007653_9584755.jpg    蟹のハサミ、クラブクロウに風を受け

         黒潮輝く海を行く

  両サイドに竹束のアウトリガーの浮き付けて

        仲良く並んだ三角は

 『縄文号』(6.8m)と、『バクール号』(11m

        黒瀬川の異名持つ

   強い流れのその先の石垣島へと揺られ行く

                                       4,000kmもの彼方から

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ヨット用語で云うトリマランの本体、中央部の丸木舟用の大木を切り出す斧、そして繰り抜くためのノミ(鑿)は、砂跌集めから始めて古来のタタラ製法で粗鉄を作るところから。
(石器の時代だから、これでも不満なのですが・・・・・)
クラブクロウも布ではなくて植物の葉っぱを編んで出来てる。
張り出した横木にアウトリガーを繋ぐ際も、植物の蔓を用いた。
ただの一本もクギやビョウを使わずに、防水塗料も石灰とアブラをこね、昔も用いたであろう塗料で仕上げた。

氷河期には大陸であったと云われているスンダランド(現在のボルネオ、ニューギニア一帯)から大海に乗り出して、東はハワイ、イースター、西はマダガスカルまで拡散した海洋民族ポリネシアン。
彼らが用いたであろう小舟を現代用具を一切使わずに作り上げて、「ニッポンにも絶対に来てるよな~」を実践したのが『縄文号』と『バクール号』のコンセプトです。
ゴールの沖縄・石垣島到着(今月十三日)とインドネシア・スラウェシ島出発(一昨年四月)、朝日新聞だけが伝えてくれました。

d0007653_8311058.jpgコレ、関野吉晴さん(62)一個人の冒険行です。
ポリネシアンの太平洋拡散は「南米大陸から」と推理して、ペルーから実験漂流に乗り出したノルウェイの学者・ヘイエルダールの葦舟『コンティキ号』とか『ラー号』の冒険。
学校図書館の常備本、今だってありますよね、あのヘイエルダールさんと同じです。
関野さんの凄いのは、この"黒潮の道"の実践の前段階でも、物凄い冒険をしてること。
フジTVでシリーズ放映された『グレートジャーニー』です。
通り一遍的な作りではあったけど、「それでも凄かった、物凄かった」

およそ七百万年を掛けて▼猿⇒▼類人猿⇒▼人へと進化したホモサビエンスが、生まれ故郷のアフリカを出て南アメリカの最南端・ナバリノ島まで拡散して行った、そのスタートは十ニ万年前
関野さんはコノ人類の旅をナバリナ島からタンザニアのゴールまで、徒歩と自転車で逆にたどった。
スタート一九九三年~ゴール二〇〇二年、足掛け十年の旅です。

外科医、大学教授、冒険家・・・・・。
資金を作っては途中中断の旅先に戻り、また先へと歩む。
今回の黒潮の道も、フィリピン~台湾~そして沖縄と、そうやって続けた。
アフリカを出た人類も、スンダランドを出たポリネシアンも、定住してはまた先へと進む。
きっと関野さんと同じ行動を繰り返したはずですね。

「コレハ何だったのだろう?」の冒険はコチラ、世界で一番凄いヒト・関野吉晴さんのblogはコチラ
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by molamola-manbow | 2011-07-01 07:43 | ヨット | Trackback | Comments(0)
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