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2011年 08月 25日

伊豆半島との付き合い

車体の正面にぶら下がる伊豆急のワッペンが導火線となって思い出を甦らせた。
伊豆一番の美浜を広げる弓ヶ浜、田牛(とうじ)集落の西隣りに位置してて、浜の端っ子を流れる青野川を溯ると下加茂温泉に出ます。
そこの伊古奈ホテルに滞在して三日間ほど早朝の弓ヶ浜でアカエイを突きまくったのが初めての伊豆、初めての銛漁でした。
伊豆半島との付き合い_d0007653_20481184.jpg早朝に浜に出て、膝小僧辺りまで海に入って、浜辺の端から端までを静かに歩いて行く。
気配に驚いて沖へと逃げるアカエイに向けて、物干し竿クラスの長くて太い銛を放ちます。
畳み半畳ほどもあるドデカイのが、岸近くに眠りに来てて、四、五匹は刺せた。
所在なげな浜辺の我々三人組を見て、「滞在費の足しになるよ」と声を掛けて来たのはカマボコ屋さん。
銛も貸して呉れて、確か一匹に付き百円程度を頂きました。

伊豆急開業(昭和三十六年)の前年の夏休み、半島先端の弓ヶ浜に入るには、修善寺からのバス便が唯一の交通手段みたいな時代でしたから東京からほぼ一日掛かりの旅でした。
広々とした砂浜を松林が覆ってて、その根元には天然柴が長く続いて、当時は雑誌でもお目に掛るのが難しいビキニ姿(単なるセパレーツ水着だったかも)の青い眼の若夫婦が幼児と大型犬を連れて泳いでた。
あとは我々三人で独占の海と砂浜です。
伊豆急開業前の伊豆半島、何処もかしこも白砂青松を地で行ってて、弓ヶ浜はその中のNO1パラダイスでした。

今夏の伊豆急・下田駅劈頭では、コンなの( ↓ ↓ )が人気者になっていた。
円高、津波、他にも理由はあるのでしょうが、観光客は例年に比べて少ない感じ。
それでも人間は街を、海を、自然を汚します。
便利になって、ドドッと押し寄せるようになって、伊豆は変わった。
野良猫なんかは束になって住み着いても、公害撒き散らさないんだけど・・・・・。
伊豆半島との付き合い_d0007653_20474490.jpg


by molamola-manbow | 2011-08-25 08:01 | 潜り・磯釣り・海


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