2011年 09月 15日
わが前に 櫻島あり 西郷も大久保も見し 火を噴く山ぞ と詠んだのは鹿児島出身の歴史作家・海音寺潮五郎でした。 櫻島 わが前にあり 西郷も大久保も見し 火を噴く山ぞ であったかも知れません。 島津の殿様の別邸跡・磯公園の前に広がる海水浴場を目指して、赤フンの群れが七月の終わりに桜島から錦江湾を渡ります。 コレ、「鹿児島の」と云うより、「ニッポンの夏の風物詩」ですね。 始まりは大正六年(一九一七年)ですから、フル~イ伝統を持ってる遠泳、小学生(四、五、六年生)には厳し~い四キロ強を、毎年見事に泳ぎ切ります(今夏は九十九人が完泳)。 赤い六尺フンドシの先っぽをナガ~クたらして泳ぐ児童の姿、絵になるんですよ~。 長くたらすのはサメ避け用、湾の外はトカラ列島・沖縄へと続く東シナ海ですから。 一種のおまじないですけど・・・・・。 そんなこと思い出し、今年の様子など聞こうと鹿児島市役所の知り合いに電話を掛けた。 「赤フンは健在かい?」。 答え、 m a n b o w には意外でしたね。 「あんなモン、今は流行っちょらんよ~、み~んな競泳着着とるたい。たまに居るかな~、頑固オヤジに赤フンで出ろっち~云われ、恥ずかしそうに、シブシブと赤フンで参加するコ」 折角のニッポンの風物詩、伝統を復活させて、「もっと価値を挙げんかい!」ですよね~ 「サメに襲われたらドナイスッ?(どうするんだ)」ですよね~。 とまあ、六尺フンドシ、それも赤にこだわり始めたのには理由がある。 先日開いたヨット仲間の久し振りの"陸酔い会"、盛り上がって「ついでだ、忘年会の日時も決めちゃおう」となりました。 下町、大川(隅田川)の川向こうに写真スタジオ構えてるコノ発案者、「どうせなら何か記念を残したいな~」とかなんとか云って、「ヨ~シ全員の赤フン姿の写真を撮ろう!」 お腹迫り出してきたり、頭薄くなったり・・・・・。 筋肉隆々、脚も長くって、石原裕次郎みたいだった海のオトコ達がどのように変貌したか。 コイツを対比させて酒の肴にしたいのか、ステキなでっぷりお腹の集団のフンドシ写真を、怪しげな週刊誌に売り込もうとしてるのか・・・・・。 とにかく、次回は「赤い六尺フンドシを持って集まれ」と決まっちゃったのです。 翌朝配信されてきた M A I L に曰く 男 子 赤フン用意のコト 女 子 ソレに順ずる服装で参加のコト 赤フンに順ずる服装ね~、 m a n b o w の頭をかすったのは T バック! 「イッシッシ」より、「気味悪る~」の年齢なんだ。
by molamola-manbow
| 2011-09-15 08:59
| 潜り・磯釣り・海
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