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2012年 03月 12日

  喜寿を過ぎて、なお現役!

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このフォルム、惚れぼれしちゃいます。
二〇〇七、八年と夏の日本にもやってきました。
その際に捉えた相模湾を疾走中の『エンデバー』です。
アドルフ・ヒトラーがナチスドイツの総統となった一九三四年(昭和九年)に英国で生まれたヨット、齢(よわい)七十八歳になる。
歴代のミスユニバースもコノ喜寿を過ぎたお婆ちゃんに適わない。
見たことはありませんがクレオパトラだって、きっと「参りました」でしょう。

バラストを含む船底の姿を見たのは今度が始めて(↓ ↓)。
今じゃあ時代遅れの形なのに、これまた流れる曲線にみとれる。
こちらの画像はヨットの専門誌・KAZI四月号からの転写です。
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アメリカスカップ奪還のために英国で進水した『エンデバー』は、米国の防衛艇・『レインボー』に破れた一九三四年の敗者艇です。
朽ち果てるにまかせていた『エンデバー』を見出して修復を試み、再び海に浮かべたのはアメリカの女性実業家、時代は平成の世に移った一九八九年のことでした。
オーナーはいま、再び変わった。
今回はオークランド(ニュージーランド)で木製デッキの全面張替え、キャビン内の改装などを行って再び海への挑戦を始める手はず。

アメリカスカップは世界最古のスポーツイベントという歴史を持ってます。
近代オリンピックの復活に先立つこと四十五年、W杯サッカーより七十九年も早く始まってる。
桜田門外で井伊大老が暗殺された翌年の開催、黒船来航はアメリカスカップの二年後の出来事です。

ビクトリア女王の目の前で並み居る英国艇を退け、カップ争奪レースの始まりとなった『アメリカ』号はどうなったのでしょう?
その『アメリカ』号以来、カップを独占し続けた米国を、一九八三年に初めて破った豪州艇・『オーストラリアⅡ』のその後は?
米国に五度挑戦した二十世紀初頭の紅茶王・リプトン伯の『シャムロック』号は?
米国のカップ奪回艇、映画にもなった『スターズ&ストライブス』号は?
そんな中にあって、健在・エンデバーのニュースに接すると、アメリカスカップの「真の女王は誰だろう?」と考えちゃう。

d0007653_2129699.jpg日本のアメリカスカップ挑戦艇・『ニッポンチャレンジ』号は、幸いにも1、2、3号艇すべて、レース訓練基地の愛知・蒲郡市に飾られている。
設計を担当した林賢之輔デザイナーの名を冠したヨットレース『KENNOSUKE CUP』(ことしは五月十九日、神奈川・三崎市で開催)も開かれている。
でも、やっぱり船は海に浮かばなくちゃ。
KAZI誌によると、エンデバーは今月二十二日からフロリダ・サンバルテルミー島で開かれる『バケット・レガッタ』に参加予定なんだとあります。
喜寿を過ぎ、まもなく傘寿(さんじゅ)を迎える"現役お婆ちゃん"には、敬意をはらっちゃう!!
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by molamola-manbow | 2012-03-12 06:51 | ヨット | Trackback | Comments(0)
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