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2012年 03月 24日

  ウナギ、猛毒魚なんだって

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暑い盛りの土用の丑の日、平賀源内さんの時代から日本全国で頂いてます。
にわかには信じられないお話ですが、あのウナギ、猛毒を持つお魚らしい。
「エエ~ッ?」の正体、体表を覆ってヌルヌルと掴み辛い粘液にあって、コイツをハツカネズミに注射すると、コロコロと死ぬんだという。
あんなモノ、好んで口にするヒトは居ないし、熱を通せばウソみたいに消滅する毒ですが、強い力は持っている。
納豆が大好きで、アレも旨いかも~などと、ご飯に掛けたりする物好きが居ると・・・・・。
1グラムで8000匹ものマウスを殺せる計算の毒、とんでもないことになっちゃう。
体表粘液に比べると落ちますが、ウナギは血液にも毒がある。
ヒトを致死させるコチラの量は1000ミリリットル。
d0007653_945474.jpg一匹あたり、血液は10ミリリットルぐらいしか取れないらしいんですが、悪さの主は血液中の血清だといいます。
ヌルヌルとした体表液を持つお魚、ハモもアナゴもウナギに比べれば弱いけど同じ毒がある。
一部地方を除いて食べる習慣のないウツボだけは無毒だった。

こんなことが明らかになったのは一九九〇年代に入ってから。
「夏バテにはコイツ食え」の平賀源内さんから数えても二百年以上、ムシャムシャ毒を食らってたことになるんですが、ウナギ屋さんとか、養殖業を営む人々の間では「手に傷があったら触っちゃあならね~」みたいな言い伝えはあったらしい。
傷口が直らない、腫瘍になる、目などこすると真っ赤に腫れる・・・・・。

マリアナ海溝の深海に生まれて、黒潮に乗って遡上してくるシラスウナギの不漁、数年続きで深刻なようです。
日本手拭いを広げるだけですくえたのは小学校時代の小田急多摩川でした。
透明な色の違いにもかかわらず、クネクネと動き回る様子で直ちに何の赤ちゃんなのかが判る魚体です。
でも、ポピュラーな魚なのに、詳しい産卵場所を含めてナゾだらけなんですよね。
毒魚であることは判っても、毒成分の分子構造はいまだ不明だといいます。

                      『海洋動物の毒』(東京水産大教授の塩見一雄、長島裕二共著=成山堂書店)
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by molamola-manbow | 2012-03-24 09:10 | 犬・猫・蛙に動植物


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