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2012年 04月 06日

ただの世界選手権じゃあありません

セーリングクルーザーの世界選手権が来年、三浦半島の先っぽ諸磯沖で開かれます。
ただのヨットレースじゃあありません。
スキッパーを含めたクルー四人の内、ヘルムス(舵取り役)とメインセール・トリマー(主帆操作)を担当するのは眼の不自由な視覚障害者、『ブラインドセーラー』の世界選手権です。
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その『世界ブラインドセーリング選手権』の日本代表クルーを決める大会(525日~27日、諸磯沖)の告知パンフレットを頂いた。

海面遥かに二箇所ブイを打ち、スタートラインから三角定規の三辺をたどる格好でグルリと回って戻る。
レースは主に三角コースで行われますが、すべての参加艇がブイへの最短コースを進むとは限りません。
海面を渡る風は一方方向には吹いてくれないし、強弱も違うから、ヘルムスはヨリ強い風を求めて舵を取る。
トリマーは風に合わせて帆の角度を微調整し、艇のスピードアップに努力する。
艇をジグザグに走らせる風上コースでは、帆の向きを右から左へ、左から右へと変えるタックも必要です。
トリマーのスムーズな主帆操作がないと、艇はタックの度に行き足を失っちゃう。
巧く風を捉えて艇速をどこまで上げられるか、クルーの腕の見せ所です。
視覚障害者二人がこれをやるんです。
スキッパーとジブセールトリマーは二人の補助役に回るレースです。
健常者ならば帆に付いてるテルテールなる紐の流れ具合、海面を渡る風道を眼で捉えることが出来ますが、ブラインドデーラーは五感を研ぎ澄まし、カラダ全体で風向き、風力を感じてセールを出し入れしなきゃあならない。
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ブラインドセーリングの世界選手権は、一九九二年にオークランド(ニュージーランド)で始まった。
これまでにウェイマス(英国)、フロリダ、ニューポート(米国)、ガルーダ(イタリア)等々で不定期的に開催され、来年の三浦大会は八回目、四カ国目の開催地です。
ブラインドセーラーの日本でも活動拠点は東京湾奥の夢の島、浜名湖、そして八回大会会場になる三浦市諸磯・シーボニアマリーナと、たった三箇所だけ。

開催母体もNPO法人の『日本視覚障害者セーリング協会』(045-423-0385)ですから、多くの理解者、支援を必要とする大会です。

全日本選手権の一週前、五月十九日には同じ海域でヨットデザイナー林賢之輔氏のポリシーに賛同する仲間が集う『KENNOSUKE CUP』、ここでも支援の手は伸びるでしょう。
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by molamola-manbow | 2012-04-06 10:57 | ヨット


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