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2012年 04月 25日

よっぴいてひょうと放つ

昨今の小学生にはどんな遊び方をする遊具なのか、ヒョットすると名前すら知らないに違いない。
孫を喜ばそうと手作りした田舎のお祖父ちゃん、遊び方も教える。
得意げに小学校に持って行ったら、孫はどうなるでしょう?
お友達に見せびらかしているところを先生に見つかって、即座に没収だね。
「こんなモノで遊んではいかん」と、大目玉も食らうに違いない。

四角い箱の前に座って、大のオトナが一心不乱に玉を打つ。
『パチンコ』の本家家元は、コッチ(↓ ↓)の方でした。
山野を駆け回ってた餓鬼時代、きれいにY字に分かれた枝にぶつかったりすると、遊びを中断してポケットの折りたたみ小刀・肥後神(ひごのかみ)を探ったものでした。
そうやって切り出したYの字が、二個や三個は引き出しの中に転がってた。
自転車屋さんに要らない古チューブが出来るの待って、パチンコ製作に熱中する。
何時もお尻のポケットに完成品のY字形は突っ込んであって、肥後神と一緒に何処にでもお供してくれてた。
d0007653_925189.jpg
情景が目の当たりに飛び込んでくる名調子だから、『平家物語』を少し長々と。

ころは二月十八日酉(とり)の刻ばかりのことなるに、をりふし北風激しう吹きければ、磯打つ波も高かりけり。
舟は揺り上げ揺りすゑ漂へば、扇も定まらず、ひらめいたり。
沖には平家、舟を一面に並べて見物す。
陸(くが)には源氏、轡(くつばみ)を並べてこれを見る。
いづれもいづれも我ならずといふことなし。
与一目をふさいで、「南無八幡大菩薩、別しては我が国の神明、日光の権現、那須の湯泉(ゆぜん)大明神、願はくは、あの扇の真ん中射させて賜ばせたまへ。
これを射損ずるものならば、弓切り折り自害して、人に再び面(おもて)を向かふべからず。
いま一度本国へ帰さんとおぼしめさば、この矢はづさせたまふな。
心のうちに祈念して、目を見開いたれば、風も少し吹き弱って、扇も射よげにこそなったりけれ。
与一、鏑(かぶら)を取って番(つが)ひ、よっぴいてひょうと放つ
鏑(かぶら)は浦響くほどに長鳴りして、誤たず扇の要木は一寸ばかりおいて、ひいふっとぞ射切ったる。
鏑(かぶら)は海へ入りければ、扇は空へぞ上がりける。
春風に一揉み二揉みもまれて、海へさっとぞ散ったりける。
皆紅の扇の、夕日の輝くに、白波の上に漂ひ、浮きぬ沈みぬ揺られけるを、沖には平家、船端(ふなばた)をたたいてかんじたり。
陸(くが)には源氏、箙(えびら=矢筒)をたたいて、どよめきけり。

電線にとまったスズメを狙ってよっぴいてひょうと放つ。
矢の役目は道端の小石でした。
大人の遊戯のパチンコ玉と違って、本家の石ころ玉はイビツで真っ直ぐには飛んでくれない。
d0007653_6105387.jpg仮に当たったとしても、非力だったから転がり落ちる途中でバタバタバタと飛び去っちゃう。
そんなこんなが懐かしくって、二十年ほど前に銃砲店で買ったアメリカ産の競技用(Sling-shot)、ガラクタの中から出てきた。
そのうちオリンピック種目になるかもしれません。
と言うより、ピストルとか、ライフル競技はやめて、種目をこちらに変えるべきだね。
"平和の祭典"などと言っているのに射撃だなんて。
パチンコはほぼ全世界に散らばってるし。
名前も知らない遊具になっちゃいましたので、小学生が代表に選ばれることは無いでしょうが、昔であれば夢じゃなかった。
五輪では、石ころなど使わないであろうし・・・・・。
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by molamola-manbow | 2012-04-25 06:59 | ホビー


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