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2012年 08月 23日

豊穣の海

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八十ン才になる民宿『たきや』のおばあちゃんは伊豆半島一帯では知られた名前のベテラン海女、神子元島など"下田の沖根"の名で知られる辺りまで足を伸ばして潜ってました。
台風の後に見られる水嵩(みずかさ)を増した濁流さながらに、周辺の海は潮が逆巻いて流れます。
どうしてこんな状況が生まれるのか?
未だに理解出来ないのは、黒潮の流れに逆らって潮が東から西へと流れる時間帯も生まれること。
日本有数の海の難所、周辺の海には沈船マークがそこら中に記録されてる。

d0007653_6295883.jpg「デカ過ぎてナ~、肉が硬くなっちまってヨ~、食っても少しも旨くね~んだけどヨ~、高く売れるとヨ。デな~、拾うのヨ」のサザエやアワビを獲ってた。
大人の握りこぶし三つ分ほどのサザエ、お鍋の蓋に匹敵するアワビ、庭先には名を轟かせてた時代の名残りがゴロゴロしてる。
「海女の免許は返してね~ヨ~、オメ~らも拾いたくなるベ~。そのために返さネ~」
周辺は豊穣の海です。
岸から海に入ってく海女さんでも、コンナ網籠(→ →)二つ抱えて上がってくる。

田牛(とうじ)の集落が一番賑わうのは、今では海水浴シーズンの直前に来るらしい。
小中学生を対象にした二泊三日の『ふれあいと体験の旅』が大人気で、すべての民宿が満杯になるほどドドド~ッと。
小学校が廃校になって、集落から黄色い歓声が消えちゃってから二十年ほど。
何処もかしこも、餓鬼の歓声には飢えてたから、それはもう、集落をあげて歓迎します。
シュノーケルを付けた磯遊び、漁船に分乗した漁師体験、釣り、トコロテン作りに魚の捌き方教室・・・・・。
何処の民宿覗いても、鴨居には感謝の言葉がいっぱいです。

オイラが海の水のショッパイ事に気づくのは、鹿児島北部の盆地・伊佐市から上京した小学校五年生の夏でした。
豊富な生物群に目を見張って、付き合いは今日まで続くことになった。
何百人もの われは海の子 が田牛の海から生まれてるね。
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by molamola-manbow | 2012-08-23 07:18 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(0)
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