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2013年 10月 02日

  『酎』の付く熟語・・・・・

当用漢字に焼酎の『酎』の字が加わったのは、2010 年だと言うことを知った。
長い間、普通に使用していましたので、遅まきながらではありますが「ジェ、ジェ、ジェ~ッ」です。
そんな驚きから、『酎』の字を調べてみたくなりました。

五十年に一度の神社本殿の改修工事が行われた際に、屋根裏から見つかった宮大工さんの落書き。
「ここの宮司さんはケチンボだ。焼酎いっぱい飲ませてくれね~」みたいな内容、見つかったのは昭和二十九年(1954 年)でした。
オイラが子供時代を過ごした北薩摩・伊佐市の郡山八幡宮の屋根裏が発見場所です。
宮大工・靏田助太郎さんと作次郎さんが連名で残した落書き、文面の面白さもさることながら、歴史的な価値が大きくて重要文化財指定を受けることになった。
落書きを残した永禄二年(1554年 )が問題、歴史に残る最古の『焼酎』の二文字なんだそうです。
d0007653_21101914.jpg『酎』の字を調べたくなった伏線はココにもありました。
落書きから数えて、来年の八月がくれば455 年間も酎の字を使い続けてきたことになるのです。
琉球経由でサツマイモが日本(鹿児島)に入ってくるのは宝永二年(1705 年)ですから、宮大工さんが欲しがってた当時の酎の原料も気になってます。

結論から言いますと、よく判らない意味不明な文字です。
『酎』の字を使う熟語は、『焼酎』と『酎ハイ』しか存在しません。
訓読みでサケとか、カモスと読ませるそうなので、お酒と無関係な漢字じゃあなさそうなのですが、広辞苑(第四版=1994年)にも『酎』の字の解説は掲載されておりません。
それどころか、漢字の母国・中国でさえ現在では死語化しちゃった漢字だそうです。
つまり、漢字の母国の人達にも判らない。
コウリャンを蒸留して作る中国の焼酎、白酒(バイジュウ)とか焼酒(シャオジュウ)と呼んで『酎』の字は使いませんし・・・・・。
蒸留した同じアルコール飲料でありながら、漢字の母国では酒、日本では酎を使ったそのわけ?
パソコンで調べたところ、「良く醸(かも)して作る芳醇なお酒を意味する」とあった。
芳醇なお酒ね~、良く醸して作るお酒ね~と、焼酎には当てはまりそうもない言葉ばかり。

右はオイラの中でのNO1 焼酎・『隼人心』。
ラベルの左肩に記された『本格焼酎』の印、簡単に記せば単式蒸留で作られる乙酒の焼酎は全て、本格焼酎の範疇に入っていた.
これを改めて最初の蒸留で取り出されたアルコールと度数調整用の水以外は何一つ加えられていないお酒の意味を持たせるようにした。
風味付けのために時に砂糖などを加えたりもしていた焼酎とは分別して、一切の不純物を排除した焼酎を指す言葉へ。
経済産業省とか、農水省とかのお達しではなくて、業界の自主規定から生まれたネーミングです。

日本人が一年間に消費する焼酎の量は、ビールに次いで第二位を占めるまでになった。
安酒のイメージ完全払拭の今や国民酒、この躍進が『酎』の字の当用漢字入りを促進したのかも~、ともいえます。
当用漢字採用時、どんな解説を付けたのだろう?
真鶴町の図書館、本無し図書館なんだ。
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by molamola-manbow | 2013-10-02 00:49 | 酒・宴会・料理


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