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2014年 02月 24日

  釣り針つくりの筈でしたが・・・・

d0007653_7164998.jpg夏も近づく八十八夜はおろか、春分の日もまだだと言うのに釣り針つくりに精を出すことに決めた。
切っ掛けは先日の読書でした。
大きいのはクジラでその他は象牙の端材、手元に簡単なドリルやヤスリは一式揃えたありますから、釣り針一本程度なら一日で完成です。
陽射も穏やかになって、ベランダまで延長コードを引っ張ってくれば・・・・・。
完成どころか、切り目ひとつ出来ませんでしたね。
ポリネシアン考古学を語らせたら右に出る者が居ない篠遠喜彦博士の著書など持ち出して、パラパラッとめくったのがいけなかった。
モデルの一本を著書の中の収録写真から選び出すつもりでいたのに脇道へと。
タ~クサンの釣り針と一緒に写っている骨角具の中に、ヤジリが一個もないのです。
他の著者の書を開いてみても、槍や銛(もり)先の写真はあるのですが・・・・・。

ハワイ島・ケアラケクア湾が終焉の地となった1779 年のキャプテン・クックは、棍棒と槍で殺された。
「神は海の向こうから白い帆とともにやってくる」の伝説通りの到来となった際は大歓迎を受けながら、数か月後に再び島を訪れて悲劇は起きる。
「何故?」の疑問や原因は様々ですが、ハワイアンが鉄砲に対抗した飛び道具は投石と投げ槍であり、弓矢は用いていません。
人口増加が引き金となって太平洋に散らばる島々を次々に発見、移住して行ったその過程には、数多くの部族間闘争があったし、たどり着いた島にはすでに先着組、な~んてケースだってあったでしょう。
しかし、争い事に弓矢は登場していない。
島対船の戦い、飛び道具が一番効果が有る筈なのに、投げるのは石ころであり槍です。
ある種の投石具は有ったらしい。

「ひょっとして、弓矢を知らなかったのか~?」の疑問、「発達しなかった」と見るべきなのが正しいようです。
ニュージーランドに生息した身長4メートル超えの飛べない鳥、ジャイアントモアがポリネシア唯一の弓矢の対象動物です。
豚も犬もニワトリも、ポリネシアに拡散して行く出発点の東南アジアから船で運んで太平洋に散った。
d0007653_11451416.jpgd0007653_11474399.jpg
島には狩るべき動物が居なかったから、弓矢は長い間に儀式の時に使われる神聖な道具へと変わったらしい。
「人殺しに使うなんて、末代まで祟る」とか、「一族郎党に害を及ぼす」とか。
ジャイアントモアを絶滅させたニュージーランド・マオリも、狩には主に槍と罠を用いたらしい。
ブーラメンを考案したオーストラリアの先住民・アボリジニ以外に、弓矢を知らなかった民族は居ない、と言うのが学説です。

「飛び道具とは卑怯千万(死語だね)なり~」みたいな血が民族に流れているのかも?
みたいな発想を持ったのは、フィジー、トンガ、ウエスタンサモア、そしてにあのオールブラックス。
勇猛果敢なポリネシアン・ラブビーからの連想でしたけど・・・・・。

的の中心を射抜く技よりも、矢を出来るだけ遠くまで飛ばす。
その三十三間堂の遺跡は、多くの島に残っているようです。
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by molamola-manbow | 2014-02-24 11:54 | ホビー


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