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2014年 12月 28日

  手仕事日本の上を行くイタリアの貴重産物

十日間ほどイタリアを旅してきた連れ合いのお土産、左はオイラに、右の写真誌は自分用です。
「アララ、忘れちゃったワ」じゃあなかった分だけ、T シャツ一枚でも満足しなければならないのでしょうが、自分用の方は38 ユーロ、「 ユーロは確か140 円ほどしてるよな~」と、妬んだりして。
「イタリアと言えば皮製品だろう。サイズイロイロの靴はともかく、洒落た上っ張りなどゴロゴロしてたんじゃあなかったのかい!」ですよね~。
d0007653_8363886.jpgd0007653_8371718.jpg
ともにイタリア中央部、ローマの西方300 キロほどの地中海上に浮かぶサルディニア島で求めたらしい。
ビックリ仰天は己のために買ってきた38 ユーロの写真集の方です。
Maestoro di Bisso 』(英語表記でLast Master of marine byssus )、直訳すると『最後の‶貝糸師″』の手仕事にスポットを当てた150 ページ余りの特集写真。
〝貝糸師″、何をする人なのか、チンプンカンプンですし、イタリア語は数字さえも理解できませんので本は写真を眺めるだけなのですが、貝から糸を採取して、その糸を使って刺繍まで持って行く、最後の、たった一人のマエストロの特集でした。

d0007653_9504942.jpg動物が作り出す糸、蜘蛛だ蚕だと、それなりに自然界に存在しますが、「貝が糸を出すか~?」と考えちゃうでしょ。
集団で船底とか岩場にへばりついて生活するムール貝は、糸状の繊維で岩に確かにへばり付きます。
でもその長さ、ほんの数ミリでしかありません。
繊維になれるほどの長さの糸を出す貝・・・・・?
d0007653_16261450.jpg五、六歳の児童の背丈ほどに成長する『ナッケレ』と呼ばれる巨大貝(⇧ ⇧)。
かつては地中海の海底を埋め尽くすほどに生息していたらしいんだ。
足糸と呼ばれる糸は出して己を海底に縛り付け、潮の流れに負けないように屹立させてビッシリ。

写真集の主・Chiara Vigo (キアラ・ビーゴ)さんは、タイラギ貝の親玉・『ナッケレ』の採取(海女)から、世界遺産・富岡製糸の女工さん、そして機織りから刺繍までを一人でこなして完成品に仕上げちゃうたった一人の人、イタリアの人間国宝でした。

金色に美しい輝くこの糸を使った繊維や刺繍は、ミイラを納めたエジプトのお棺の中から大量に見つかるらしいから、古代エジプトから続く手工芸の伝承者なのです。
大層丈夫で、弾力性に富んだ糸になるんだと申します。
貝の足糸で金色の布を織ったり刺繍糸にしたり・・・・・。
こんな技術が日本にも存在したのかどうか、少なくとも伝承はされていないね。
サインなども頂いているから、T シャツ一枚とは雲泥の差のお土産。
「イタリア語ができたらな~」と思わせる本、何処かの出版社で版権を買って呉れませんかね~。
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by molamola-manbow | 2014-12-28 10:31 | ホビー | Trackback | Comments(0)
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