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2015年 03月 11日

  ひねもすのたりのたりかな・・・・・

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一枚薄着となって眺めやる春の海、海水はねっとり感さえも漂わせて、なが~い波長で遥か沖からノンビリと寄せて来ます。
そんな光景が多いので、穏やかな海イコール春の海だと脳にすり込まれちゃっている。
江戸時代の俳人・与謝蕪村さんの有名な句も、すり込みの手助けをしておりますし・・・・・。

でも、昨日一日がそうだったように、春の海は〝のたりのたり”ばかりじゃあない。
むしろ、春の海を漁師さん達は一年で一番怖がります。
小さな小さな温帯低気圧のはずだったのに、ソイツが短時間に発達して、風速30メートル越の猛烈な風が暴れる爆弾低気圧へと豹変する。
南の海から台風誕生を知らせるうねりの山が押し寄せ始めてからしばし。
船を陸に揚げたり、モヤイ綱を増やしたりの備えの出来る秋の台風と違って、春の嵐はいきなりうなり声を挙げ始めます。
d0007653_7551679.jpgこのいきなりが怖いのでしょう。
北部九州には『イダアラシ』と呼ぶ地域がある。
陽光キラキラの穏やかな海に真っ白なウサギが飛び始めたぞ、と思う間もなく風速30メートル越の暴風吹きすさぶ海へ。
キット韋駄天からの発想だな、と思っている。
時に10隻を越える漁船をひっくり返す大惨事も起こる道東沿岸にも、キット独自の呼び名があるに違いありません。
見頃の桜をたった一日で桜吹雪に替えちゃったりもする春一番、どこかのんびり感さえ漂わせるこの言葉も、民俗学者・宮本常一博士曰く、「壱岐の漁師が恐れた〝ハルイチ”が語源」とか。
春一番の裏側には、桜吹雪なんか吹っ飛んじゃう恐怖が隠れています。
爆弾低気圧は陸でも雪崩&土砂災害の引き金となるし・・・・・。
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by molamola-manbow | 2015-03-11 09:39 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(0)
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