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2015年 08月 29日

  簀立(すだて)漁

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海ほたる経由で東京湾を渡り木更津が近づくと、海に突き刺さった何本もの竹竿の列が目に飛び込んでくる。
長く並ぶ竹竿の列の終点は、周囲をマ~ルく囲んだ同じ竹竿の円となっている。
定置網漁の小型版、江戸の昔から続いている簀立(すだて)漁の網、障害物に沿って泳ぐ魚の習性を利用した漁のひとつで、潮が満ちている時間帯に魚を網へと誘導し、干潮になって逃げられなくなった所を捕らえます。
遠浅の広がりを持つ地域では、全国何処ででも行われていた漁が簀立であったらしい。
昨今はほとんどが観光漁になっておりますが・・・・・。

人間が追い込むこともなく、魚の方から勝手に網に入って来てくれるこの漁法、"日本古来”と言う訳じゃあないらしい。
ハワイ諸島には合計449か所(1973年調べ)もの簀立があった様です。
サンゴを積み上げて魚道を造り、その入り口を閉じることで干潮時に魚をとらえる。
写真(⇩ ⇩)はミクロネシア連邦の西端、巨大な石貨で名高いヤップ島の簀立漁光景。
竹製の簀立はニューギニア、ボルネオの海岸部でも使われていますから、我ら全て皆兄弟、黒潮文化圏の一員です。

                      『ハワイ・南太平洋の謎』(秋道智弥著・光文社文庫)から。
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by molamola-manbow | 2015-08-29 10:20 | 読書


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