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2015年 11月 08日

  新焼酎が店頭に並ぶ季節・・・・・

薩摩芋の原種が発見されたのは昭和も 3 0 年代に入ってからだったと記憶している。
発見者は日本人植物学者、メキシコ南部で採取した蔓が『これこそ原種』だと認定されたのでした。
ヘイエルダールの『ポリネシアンは南米から太平洋に拡散』説も薩摩芋から出た。
ペルーから実験航海に乗り出した『コンチキ号の冒険』で、ノルウェーの科学者は一躍時の人になりましたっけ・・・・・。
今では完全否定の学説ですが、薩摩芋は南米 ➡ ポリネシア ➡ 東南アジア ➡ 中国 ➡ 宮古島と渡って鹿児島に入って来た。
太平洋をアウトリガーカヌーで制したポリネシアンはアメリカ大陸まで足を延し、食料としての薩摩芋を持ち帰って島々に広げたのでした。
沖縄本土には鹿児島からの逆コースで輸入された植物なんだそうですよ。
薩摩芋一個から広がるロマンです。
「今まさに、鹿児島は新焼酎の季節だよな~」などと、この季節にしか飲めない少しばかり尖んがった独特の味に思いが飛んだこと。
そして何よりも読書中の『古代日本の航海術』(茂在寅男著、小学館)が新焼酎へのいざないとなった。

d0007653_10181454.jpgでも、以下は薩摩芋のお話じゃあ御座いません。
「オイラは考古学とか民俗学などの学者じゃないよ。単に航海学を学んだだけで東海大学で航海術を教えているだけだからね」と断わってから、日本の古代史に、海と船から新説を披露した本のこと。
古事記、日本書紀が文語体で出て来て少々難しいのですが、「日本にもポリネシアンの血は入ってるな~」を痛感する本でした。
1 9 1 4 年生まれの茂在(もざい)老、記紀に登場する古代船に関して、ポリネシ語の意味を当てはめて種々な推論を展開しておいでです。

 ▼天磐船(あまのいわふね) A M A = カヌーのアウトリガー、 ' I W A =
  軍艦鳥。
  このことから軍艦鳥の様に自由に海を往くアウトリガー付のカヌー。
 ▼鳥岩楠船(とりのいわくすふね  T O L I = 木の表面を削って整える。
  楠の木で作った小回りの利く船。
 ▼無目堅間小船(まなしかたまこぶね)  M A N A = 超自然な力、S I I
  = 釣り船。  
  神業的腕を持つ漁師さんのあやつるカタマラン型の(双胴)小船。

謡の『翁』は『とうとうたらり たらりら・・・・・』と歌い出す、意味不明なことばから始まるらしい。
この言葉にもポリネシア語を当てはめて T O T O = 色鮮やかな虹色、 T A L A L I = 勢いの良い様、 L A = ヘイエルダールのイカダにも名付けられた太陽の意。
このことから『グングンと勢いよく昇る太陽』を意味しているんだと解釈してます。

仁徳天皇が作らせた快速船を称して▼『枯野』と呼んだ事にも付言してカラノ、カルノ、カノウは全てカヌーの意味、「伊豆の狩野川周辺で船を作らせた記述も登場するが、カヌー建造の地が地名となった」と述べておいで。
黒潮の道をたどると、一番長い距離でも宮古島~沖縄本島間の 1 8 0 海里(約 3 3 4 キロ)。
茂在老はサッカー協会のシンボルマーク、三本足のヤタガラスが弓の天辺に止まって神武天皇を案内した神話を例にとって、「古代人は航海中に鳥を飛ばして陸地を見つけさせたに違いない」
フィリッピンから北へ、黒潮の道に沿って点々と中継点 ( ⇩ ⇩ )は続いています。
太平洋の島々を制覇したポリネシアン達が、この道を通らなかったはずはないね。
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by molamola-manbow | 2015-11-08 10:29 | ヨット


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