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Hey! Manbow

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2006年 01月 16日

四百と二十八年も営々と・・・・・

暮れと新春の風物詩、世田谷名物のボロ市を冷やかしてきた。
滅多に覗くことはないのだけれど、前の日に勇んで出かけた連れ合いが、あまりの人出に逃げ帰ってきたので、「日を選んで(ウイークデー)行くのが通さ」とでも言ってやろうと考えて、出掛けた訳です。
それでも、一日ずらしたのが良かったのかどうかが、判断付きかねるほどの混みよう。
やはりほうほうの体で逃げ帰ることとなりました。
四百と二十八年も営々と・・・・・_d0007653_0322996.jpg
「こんなじゃなかった」と、ゆったり見て回れた一昔前が懐かしい。
様変わりも激しくて、農作物の出店が極端に減り、ボロ市のボロ市たる所以だった骨董、民具のたぐいのお店も隅っこに追いやられてしまっている。
代わって、べら棒に増えたのは食べ物と衣料品売りの店。
近所の小学校のPTAのお母さんたちまでが屋台を出し、意味不明のモノなどを売ったりしていて、「ほかにやることないのか!」と、思っちゃいましたけど・・・・・。
四百と二十八年も営々と・・・・・_d0007653_034029.jpg収獲は、釣具や潜りの道具入れにと考えた、これ(←)です。
およそ500mの通称ボロ市通りを往復するつもりで歩き出したものの、50mで諦め、横丁に曲がろうとして見つけました。
正月の式根島の釣具屋にぶら下がっていたのは八千円也。それが三千五百円で買えました。
ボロ市の歴史は小田原を拠点とする北条氏の四代目、氏政が1578年(天正6年)に開いた楽市が発端なんだそうですよ。
家康入城後の江戸時代に開かれるようになったのだと勘違いしていましたから、ビックリです。
明智光秀の本能寺の変は1582年(天正10年)ですから、ボロ市は戦国時代の真っ最中に始まったのですねえ。
[マメ知識]開催日は1月と12月の15、16日だけ。東急世田谷線(三軒茶屋ー下高井戸間)の上町下車が便利。発端となった楽市は初秋に開かれていたとか。開催日変更のヒントは、農閑期かな?調べた訳じゃないけど・・・・・。
氏政(1538~1590年)は早雲ー氏綱ー氏康と続いた北条氏の四代目。秀吉の小田原攻めで落城し自害した。

by molamola-manbow | 2006-01-16 23:00 | 潜り・磯釣り・海


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