2006年 02月 02日
パソコンデスクの上に放り出してあった携帯電話が振動し始めた。 朝の10時をほんの少し回ったころです。 番号を知っているのは、釣りだ、ヨットだ、新宿の呑み助だ、といった遊び仲間だけですから、楽しい話に決まってます。 最近は「モシモシ」と声を発する前に誰から掛かってきたかが判りますから、手にした瞬間、楽しいことが起きそうな期待感はいや増しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ここからは少し音声を変えて電話のやり取りを再現することにしますが、こんな具合に展開しました。 「モシモシ、誰だか、わかる?あ・た・し!」 「判ってるよ、こんな時間にどうしたんだい?」 「ネエ、ネエ、いま、あ・た・し、何処にいるか、わ・か・る?・・・・・近くなの」 「えッ?」 「ち・か・く・に・い・る・の!暇だったら来ない?ネエ、ネエ、来て~!!」 甘い声で、ここまで言われちゃあほっとけません。 据え膳食わぬは男の恥!などとも申しますから、次の瞬間には自転車を素っ飛ばしておりました。 駆けつけた先は環八沿いの瀬田の交差点近く、写真のホテル『シャトー玉川』(↑)です。 ジャーン! 「ハイ、お聞きしておりますです、ハイ」 と話は通っていてカウンターもすんなり通過し、二階に駆け上がるやドアをノックするのももどかしく、ジャン、ジャジャン、ジャン!! 飛び込んだ、部屋の中には男がひとり・・・・・・・ エ、エ、エーッでございます。 待っていたのは、ヤサグレ(懐かしいことばですね~)のカメラマンがひとりポツーンと、で御座いました。 四月の頭に銀座で開く個展のための作品選定に行き詰まり、「気分を換えたい」と深夜に家をとびだしてきたヨット『Hinano』のスキッパーが、ネガと格闘中です。 確か先々週は新大久保のラブホで同じようにネガと格闘しながらヤサグレてたはず。 「シティーホテルより安上がり」と言うんですが、どうせ格闘するのなら、ほかにもいろいろあるでしょうに・・・・・。 その後の『シャトー玉川』のふたりは、お洒落の最先端を行くウォーターフロント、天王洲でデートでした。 オープンしたばかりの水上レストランで結婚披露の宴を張る若い友人のために、42ftのセーリングクルーザー『Hinano』を横付けしておおいに盛り上げたい。 そんなプランを抱いての下見。これがデートの目的です。 でも、『Hinano』の高いマストが障害となって、レストランに横付けすることは不可能なようです。 うーん、おもしろい企画だったのに、残念! それにしても、イイ(歳した)男が二人揃って、バカしてますねえ!!!!!
by molamola-manbow
| 2006-02-02 23:20
| ヨット
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