2006年 05月 06日
釣果の上がらぬ言い訳を最近の磯は荒れているせいにするだろうと、『Hinano』のスキッパーに見透かされ(一つ前のblog)た。 そこで考えました。 「磯が荒れているのは今に始まったことではありません。その荒れた磯でも釣果を上げるのが釣り師の腕というものなのです」 と言っておいて、「しかしですね」と続けます。 「こないだの地震(熱海、横浜で震度4=二日)で磯から魚が逃げちゃったんじゃあ、腕は良くても釣果は挙がりません。岩が崩れて下敷きになるのを恐れ、魚達は沖に避難中でした」と報告することにします。 「ウ~ン、地震が怖いのは魚も人間と同じらしい、参った、参った!」と。 何らかの事情で避難が出来ず、ハリに掛かった魚(↓↓)は大きいのがメバル、小さいのがカサゴ。 メバルは32センチありましたから、この魚としては最大級だと思います。 新宿魚連 例会の釣り場は東伊豆の八幡野とともに、近代磯釣りの発祥地とされる真鶴半島。 昭和三十年代には4キロ超の石鯛が良く釣れ、「磯釣り道場」の名が付いたほどの名場でした。 今では年間に挙がる石鯛の数、半島全体で十匹を切るといいます。 これまでに何回か、先端の三ツ石の磯に潜りましたが、石鯛の魚影、見掛けませんでしたものね。 ただし、真鶴のヤドの食事はいいんです。 湯河原・熱海、箱根の温泉地帯に囲まれているのに、残念ながら温泉が出ない。 勝負するには料理しかないために、秀逸の料理をだすんですね~。 今回は馴染みの割烹民宿が数年前に"民宿引退"を宣言してしまったために、飛び込みのような形でヤドを求めましたが、それでも大当たり。 今までに泊まった全てのヤド(三軒)が"花丸"などという観光地は、なかなか無いはずです。 三百年を超える松、楠、椎、桂の古木がうっそうと茂る町自慢の森林と、真鶴を愛した中川一正画伯の美術館などもあって、近場の穴場だと思います。 半島の付け根には1180年(治承4年)の石橋山の戦いで破れた源頼朝が、わずか七騎で房総に逃れた岩港などと言うひなびた浜もあります。 『いい国作ろう』の十二年前の出来事なのですね~。 更に言い訳。 二日間とも竿を振るのがやっとの強風でした。 上モノ釣りは糸フケが激しくて思ったタナに餌を留め置けません。 底モノ釣りは狙った場所に餌を投入するのが至難です。 上空は雲ひとつなく晴れ上がり、半そでシャツで過ごす陽気だったのに・・・・・。 だから、竿下のミャク釣りに切り替えてゲットした、このたった三匹でも、ひょっとすると真鶴半島の連休中の竿頭かも知れないのです。 竿が弓なりとなった釣り人、回りには居ませんでしたもの! 子供の日には向かい風と目の前の定置網を回避するために、悪戦苦闘するヨットが二艇も出ました。 小さいですけど半島ですから波も悪いのでしょう。 二艇とも東上を諦めて真鶴港に逃げ込みました。 目の前の展開にハラハラしどうしですから、釣りになりません!
by molamola-manbow
| 2006-05-06 12:48
| 潜り・磯釣り・海
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