2007年 05月 16日
今週末(十九日)はヨットレースである。 三浦半島・油壺沖からヨーイドン! 伊豆半島の付け根、伊東の手石島付近をゴールとする直線距離約二十八マイル(約五十四キロ)の『KENNOSUKE CUP』だ。 ダントツでトップを走り、「優勝間違いなし」とみて缶ビールをプシュつ。 その途端に『Hinano』の周辺だけ風がパタリ。 後続艇から次々に抜かれるバツの悪さを十年ほど前に。 これがケチの付け始めです。 ゴールは熱海だったけど、以後相模湾は鬼門となって、毎回毎回42フィートの大型艇には不利な微風ばかり。 二年前には無風ノーレース、マンボウの死骸にまで遭遇と、いいところがない。 会場が下田沖となった『ぺりー来航百五十年記念レース』(三年前)のカッ飛び様(準優勝)とは、正反対のレースばかりしている。 とまあ、ことしの言い訳をサッサと書いて置くのはこの辺にして、『ウェス』という言葉、聴いたことありましょうか? レースの用意をしようと、箪笥をあけたとたんです。 立派な『ウェス』とバッタリ顔が合いました。 驚きましたね、背中に三本の線と扇状に広がるアジが三尾。 街中に氾濫した三尾のアオモノを皮肉って、アイロンで謄写できる似て非なるものを作ったのは。 ある日あるとき、式根島の土産物屋を覗いてガクッ。 やはり店頭に似て非ざるモノがずらりです。 とたんに熱が冷めて箪笥に仕舞いこんだままだったんですね~。 コイツが典型的は『ウェス』です。 袖も首もウエストもハサミでジョキジョキと。 つまりボロっ布なんです。 着られなくなったTシャツなどを適当な大きさに切って、雑巾として使う。 コイツのことを船では『ウェス』と呼び慣わして居ます。 『waste』からきたことばのようですが、そもそもは金や時間をムダに使う、そんな浪費をさすことばですから可笑しな使い方です。 船用語には『レッコ』なんて不思議なのもある。 『Let it go』が語源で、アンカーやもやい綱を離す時に使う。 北海道の『投げちゃう』と同じですね。 モノを捨てる時、札幌などでは「それ、投げちゃって」な~んて言いますもの。 『ウェス』前の最後の奉公、週末にはTシャツの上にこいつを羽織るか!
by molamola-manbow
| 2007-05-16 08:52
| ヨット
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