2007年 08月 20日
消えてしまって久しいポスターのフアンである。 物心ついてから長らく、トレードマークのつもりで親しんできた。 夏は特に喉に心地よく、出てくるのを待ち遠しく感じた商品のポスターである。 「明らかに間違いだったのだから、復活を考えてみたらいかが」などと、最近は結構真剣に思うほどほれている。 もう在社していないと思うけど、先輩に社員がいたので「復活を提案してみて下さいよ~」などと、働きかけてみようと思ったことも。 もしも復活したら、新たなブームも起こりうるかも~。 あまりにも理不尽な抗議に口あんぐりでしたけど、あっさり折れちまった会社もまた、腹だたしい。 「ポスターは黒人差別である」 そう言って抗議電話を掛けまくったんですよね。 不買運動が怖いから、一般消費者に飛び火するのが怖いから、あっさり抗議を受け入れてしまった。 何処がアパルトヘイトとつながるのでしょう? 何処が不愉快な気分に陥るのでしょう? こんなことに抗議する人に限って、電車の中で黒人の隣りに座ったりするのを嫌うのです。 まさか、カルピスを吸うことがいけないんじゃないですよね。 デフォルメがいけない・・・・・・? それなら、先っぽが真っ赤だったりするでかい鼻など持った人物描いて、シルクハットのリボンに星条旗などまいたら、今度は「白人差別だ」と騒ぎ立てるのだろうか・・・・・。 もう少し前に引っ込めてしまったたのだと思っていたけど、ポスターの消えたの一九八〇年代に入ってだそうです。 上(⇧ ⇧)は誰かがくれると言うなら、飾ってもいいと考えていたホウロウ看板。 恥ずかしながら、由美かおるの看板と同じように思い入れがありました。 左(⇨ ⇨)はYAHOOオークションで十万円の値がついたポスター。 『初恋の味』の恋の旧字がいかすんだそうです。 いるんですね~、熱烈なファン! 作者はドイツ人イラストレーター、オットー・デュンケルスビューラーさん。 第一次大戦で困窮の極にあった欧州の芸術界に、活気を取り戻させようと試みた公募ポスター(一九二三年)だったんですね~。 乳酸飲料のあのスッパ甘さ、カルピスに限ったことではなくて今に至るまで目が無い。 今回の八丈島クルーズ、持参を怠ったのは心残り~!、なのである。 東京五輪のポスターを担当して評判をとった亀倉雄策さん。 彼の作品に短距離走のスタートをモチーフにした一枚がある。 「目が生きちゃいない。笑っちゃいないけど笑ってる」 とイチャモンをつけようとして、 「ほっとけ。おまえは選考委員じゃない」 と先輩に言われたことを思い出す。 インターハイのスタートだって、こんな甘つちょろい表情、緊張感の欠如しているアスリートは居やしない。 スタートの瞬間を切り取ろうとしたアイデアは買うけど、いまだに気に食わない。 大体がフライングだろうが!などと。 近代博物館への収蔵が決まっちゃったのか、候補作品なのか、多分そこら辺りのところまできている作品だとは思うけど、気に入らないものは気に入らない。 カルピス、その逆なのです。
by molamola-manbow
| 2007-08-20 05:38
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