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2007年 11月 05日

甲州・白州郷を行く その2

しばらくは見るのも御免蒙りたい銀杏に代わるご褒美はこちら。
「コノ木がそうだよ」とは、数年前に教えられたけど、結実している可愛い実を見ることができたのは初めて。
「そんなに興味があるなら、鈴なりに実るシーズンもあるから教えよう」
是非是非、こんどは青々とした葉っぱに混ざり、果実が色付き始めた頃の鈴なり状態を眺めたいと思っている。
甲州・白州郷を行く その2_d0007653_12371343.jpg
甲州・白州郷を行く その2_d0007653_19343823.jpg家に帰って最大級の粒を枡目の上に置いてみると、1センチ幅の升目四個にスッポリと納まった。
ヘタの形状が示す通り、柿の一種である。
かつて、盆栽に仕立てられたこいつを眺め、欲しいと思ったことはあるけれど、野生の木が雄雄しく生きながらえているのを眺められるとは思いもよらなかった。
 「正式な和名は知らないけれど、小柿とか豆柿とか、信州柿などと言うらしい」
甘い品種もあるのだと申しますが、コイツは渋柿。
でも、葉が落ち、木枯らしが吹き荒れる季節がきてもポトリと落ちることは稀で、実は次第に黒ずんで冬を越す。
その黒紫に変色したヤツを食らうと、「干し柿の味がする」というから、柿好きとしては是が非でも味合わねばなるまい。
秋の山里を彩る鮮やかなカキ色には色づかない地味さと渋さが生きながらえた理由なのだろうか。
林道の上に大きく枝を伸ばしているのに、道行く人は誰一人関心を払わない。
「ちょっと待ってろ」などといって高枝切りバサミなど取りに戻って、一枝をパチン。
百目柿などというでっかい品種もありますが、コイツは柿の原種、甲州・白州郷のお土産である。
甲州・白州郷を行く その2_d0007653_13323363.jpg


by molamola-manbow | 2007-11-05 20:25 | 犬・猫・蛙に動植物


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