2007年 11月 11日
「読んでいる」と言うよりも、「目で活字を追っている」と言った方が正しいようです。 いまベッドの側らには三冊の本が置いてあって、その中の一冊を、ランダムに取り上げて"読んで"いる。 一小節に目を通すか通さないうちに眠くなるから、逆らうことなく栞を挟んで「ではおやすみ」。 その繰り返し。 三冊の『枕右(ちんゆう)の書』、アハハですね~。 もう少し面白いと思ったのにな~、などと残念なのは、先日のギンナン拾いの際に、甲州・白州郷の山小屋から借り受けてきた『世界一周道具パズル』なる文庫本。 イラスト付きで百問が設題され、「さて、これは何でしょう」と、各国地域の不思議な道具の使い道を当てる Q & A 。 見開き半ページにイラスト付きの設問があって、裏ページ半分がその答えと解説。 イラストをパラパラッとめくって、用途が判るのは二十問ぐらいだから、その大半はホホウとなるのだけど、解説が物足りなく、イラストが幼稚過ぎで興味がそがれちゃいます。 誰でも知ってるパプアニューギニアのペニスケースなど要らないから、設問を半分にして、解説を充実させるべきだし、この種の本は写真で勝負しなければ伝わらないんだ、などという思いでなかなかはかどらない。 竹串付きの下駄で海岸の浅瀬をひたすら歩く。 昭和二十年頃まで新潟地方で使われていたヒラメ踏み捕らえの道具など、写真で見たいよね~。 残りは一度は捨てた古本屋購入の『不思議な世界地誌』と、ヨットHinanoの文庫から失敬してきた『太平洋物語り』。 前者は一度ケナシちゃってるからやめますが、後者も大航海時代の網羅本、大中小の航海者ワンサ登場では、通りいっぺんになっちゃう。 ▼伊豆急(昭和三十六年開通)が下田まで入るまでの伊豆半島・弓ヶ浜辺りでは、早朝に物干し竿の先を尖らせたモリを持って海に入った。 浅瀬に眠りに来ていたエイが沖に逃げだす瞬間を狙ってブスッとやる、蒲鉾の原料を獲るための朝飯前のヒト稼ぎ。 これも今は見掛けぬ道具、見掛けぬ光景です。 座布団台三匹を仕留めれば一日延泊できるいい時代のいいアルバイト。 白砂青松を絵に描いたような弓ヶ浜を、たった二組、五人プラス犬一匹で独占した、夢のような夏です。
by molamola-manbow
| 2007-11-11 09:34
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