2008年 02月 20日
本の隙間から古い古い手書きの五線譜が出てきた。 「日本のスポーツには応援歌の様なものがひとつもないこと知ってるかい? フアンが気楽に口ずさめる歌、作ってみろよ」とかなんとか。 飲み仲間の間で盛り上がって、亡き友の甥っ子にタタキ台を作らせたのがこれ、『ラグビー応援歌』である。 曲の最後に「Three Cheers HIRAO HIRAO HIRAO」と三連呼する仮の歌詞が入っているから、平尾誠二が日本代表の監督に就任した九十七年のことだったろう。 悲しいかな、音楽などという高尚な素養を持つ呑み助は周りにひとりも居ない。 タタキ台は出来たものの、だ~れも曲に合わせた歌詩を書けない。 曲の上がる前は「そんなものすぐさ」と豪語する男女多々だったのにな~と、少し残念な譜面なのである。 そうこうする内に日本ラグビー協会が『威風堂々』(ゆず・岩沢厚冶作詞作曲)を発表した。 ♪勇気一つ夢遥かに その地踏み締める威風堂々 胸震わせ心高く 桜集いし威風堂々 輝き射す方へ 新たに続く道 二〇〇三年秋の発表だから、平尾から監督を引き継いだ向井尚吾はこの曲に送られてワールドカップ豪州大会を戦ったことになる。 でも、曲を浸透させ、ファンに定着させるなどと言う気持ち、ラグビー協会にはさらさらないのだとお見受けした。 ことある毎に耳に触れさせる。 こうした努力、少なくとも、パソコンをつなげば曲が流れてくる。 これぐらいの努力はしなきゃあね~。 我慢できないファンの間から、その後自然発生的に新しい応援歌も生まれたらしい。 ♪情熱は易く語るな 男なら瞳を燃やせ 苦悩の日を その瞼の奥に 青春の日を その熱き胸に 栄光は夢に見るな 男ならその手で掴め 孤独な道 今は暗闇でも……あと一歩 ラグビーの知よ 勇者の志よ 響け我らの孤高の空 ラグビーの知よ 勇者の志よも 叶えよ祈り 15の戦士 情熱の炎を 燃やせ We love Rugby 誰の曲かは知らないけれど、多分、自発的に生まれた曲の方が、広がる確率は大きいだろう。 ただし、私的にはもっと牧歌的な歌詩を付けた方がいいんだと。 ここまで大上段に振りかぶられると・・・・・。 歌う側の人間、気恥ずかしいと思うんだけど。 ♪威風堂々も♪情熱燃やす15の戦士も、気張ったところはフィールドに任せて、こっちはこっちのような曲。 それでいてフィールドとスタンドが一体になれる曲・・・・・。
by molamola-manbow
| 2008-02-20 08:48
| ラグビー
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