2008年 02月 21日
川で泳ぎを覚えたガキが海の水のとんでもない塩辛さを初めて知ったのがここだから、安っぽいトタン屋根であっても、チャチな板切れにペンキを塗りたくっただけの壁であったも、ここ江ノ島の竜宮城、何度眺めても嬉しくなってしまうのです。 初めての時にそうしたように、駅舎を出て少し歩いて立ち止まると、振り返って心の中でつぶやきます。 「いいなあ」。 江ノ島に渡るには、藤沢で降りて駅前からバスで島の中まで連れてって貰うのが便利なのだけど、竜宮城を見たいがために小田急線の片瀬江ノ島駅まで。 これはもう、習い性といってよいのです。 江ノ島海水浴場の水、海底の砂紋を眺められる時期、残念なことだけど早春のこの一時だけ。 残りの九ヶ月とか十ヶ月は・・・・・。 江ノ島に渡る弁天橋の橋上から、底が見通せると、やっぱり嬉しくなりますけど、アウトリガー・カヌーの下る境川は、どんなに優雅に、美しくきらめいて映っても悪名を拭い去ることは出来ない。 藤沢市民四十万の雑排水を一手に引き受けて流れるのです。 陽気に誘われて、江ノ島まで出掛けた目的、それは裏磯のアオサ海苔などいただくつもりだったのですが、これは空振りです。 同じ青色はしていても、アオサ海苔は他の藻類に入り混じってほんの少しといった外様状態。 それでも一人だけ、アオサを選り分け選り分け、摘んでおいででしたけど、こちらはサッサとあきらめて、島の散策へと方向転換です。 ひねもすのたりの親戚ぐらいには優しかった春の海、ウイークディーの江ノ島は丁度いい静けさです。
by molamola-manbow
| 2008-02-21 14:44
| 潜り・磯釣り・海
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