2008年 02月 25日
日本列島を細く混んだ縦縞の等圧線がスッポリと覆い、各地で三十メートルを越える突風が吹き荒れた今週末、群馬の奥の岩鞍スキー場も正午(二十三日)を期して天候の急変となった。 Tシャツで滑り廻っていても、汗をかきそうな快晴無風の青空に小雪が舞い始めて、空を見上げて「オヤ?」と思ったのは一瞬のこと。 見る見るうちに青空はねずみ色に駆逐され、突風交じりの地吹雪の始まりである。 ゲレンデ途中の林間部に、雪を踏み固めてテーブルを作り、ふたつのコッフェルでチーズフォンディユーとオデンを作る。 かれこれ二十年近いヨット仲間の群馬・岩鞍スキー行の、手馴れた恒例行事のお昼のご馳走作り。 その真っ最中の出来事でした。 彼方の林の梢どもを揺さぶり揺さぶり、唸りを上げて近づいてきた突風が、我々の輪にぶつかると、もう立っていられない。 うずくまってやり過ごし、突風が過ぎて顔を上げると、全員が雪ダルマ(→→)で御座います。 なだらかな林間コースをおよそ三キロ下る岩鞍の目玉コースなのに、上からだ~れも降りて来なくなった。 「はて?」と感じ始めた頃になり、パトロールが救命橇を先頭に立てて降りてきて立ち寄った。 「ゴンドラならびにリフトはすでにストップしました。間もなく最後の見回りが降りてきますから、その時は指示に従って速やかな下山を。今日はもう閉山です」 突風の合間に急いで食べ、突風の合間に急いで片付け、突風の合間に急いで板を履き、総勢八人ボーゲン交じりの一列縦隊で、クネリくねりと降ったのでございます。 午前中はこんなに素敵な青空の広がり(←← →→)と我等 独占のガラガラのゲレンデ。 お天気オトコ、お天気オンナを豪語するメンバーが揃い、何の危惧も持っていなかったのに、山の天気はままなりません。 明るいうちに宿屋に引き揚げましたが、ご覧の通りうたた寝を始めたり、腰に湿布を貼ってもらったり(↓↓)。 まだ夕食前で御座いますよ。 各言うmanbowも、前回と違ってすぐに勘は取り戻せたものの、体力の方が前回より急落しております。 初心者コースならどうにか、斜度かきつくなると踏ん張る力がより必要となり、一度下まで降りただけで力は尽きてしまう。 両太ももの張り、階段を下りるのも精一杯なのだから、トシには勝てない。 この一年、体力作りに専念できなかったら、「来年は辞退だな~」と、過去のモノに感じ始めたスキーで御座います。
by molamola-manbow
| 2008-02-25 08:58
| ヨット
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