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2008年 05月 19日

城ヶ島沖で二日間

KENNOSUKE CUP(二十四日、城ヶ島沖)が今週末に迫り、千葉・富浦漁港から東京湾を渡って城ヶ島沖のレース海域まで出張(でば)ってきた。
三浦半島・三崎港『うらり』前のヨット岸壁で一夜を過す二日間(十七、十八日)です。
七名のレース・クループラス2の総勢九人、いでたちは合羽にライジャケ、ハーネス、命綱と、それはそれは勇ましい姿。
北寄りの西風が上空で唸りを上げ、海面では白ウサギが飛跳ます。
でも、気持ちよく『Hinano』が白波を立てて突っ走ったのは本船航路に差し掛かるまでの僅か。
風力は十二、八、そして五メートルへと落ち、レース海域に入ると更に下がって、飛沫覚悟の合羽は直ちに脱ぎ捨てることに。
総重量十一トン、グラマラスな『Hinano』は微風より強風が得意な船。
片舷を水面に突っ込みかねないヒール角を見せたのはホンの一時で終わり、後は安定した水平独楽のように静々と。
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己の乗る船の全景を眺める機会は意外に少ない。
ホームポートでは岸壁への槍付けで、同じように舫う他の船が邪魔になります。
三崎港の『うらり』前ヨット岸壁に横付けした時は、シャッターを押すために対岸まで歩きました。
最前列に舫うセーリング・クルーザー『Hinano』、スターンからバウへと流れる曲線、美しいです。
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城ヶ島沖のレース海域は船の主治医を油壺に置く関係で何かと通る道、定置網、岩礁帯の位置など知らない訳ではありません。
でも、今回は念には念を入れて、レースに参加しなければならない理由があります。
d0007653_7465788.jpgオーナースキッパーの負傷欠場というアクシデントがあって、留守部隊だけでクルーを編成しなければならなくなったことがひとつ。
頼りのメンバーに仕事欠場が続出し、どっちがポートサイド(左舷)で、どっちがスタボーサイド(右舷)なのか、その見極めにすらうろたえる残りの三等クルーによる編成なのです。
オーナースキッパーに変わってラットを握るボースンも、付き従う三等クルーも、やらないよりやったほうがいいに決まってますから下見だってします。
スタート地点のヤマ立て。
上マークの城ヶ島沖南西ブイをトップで回り、第二マーク(網代崎浮標灯)も悠悠先頭で。
タッキングとジャイビングの練習、クルージングスピンの出し入れも気合の入ったレース仕様で御座います。d0007653_8193588.jpg
途中、船が止まってエンジンのお世話になりましたけど・・・・・。
ま、腕は未熟でも海に浮かんでいれば楽しいクルーですから、練習はチ~ッとも苦になりません。
非日常の日曜日が楽しいのと同じように、ブルーウォーター派にとってレースは「時にはいいかな」の非日常なのです。
そこに突き進む時間もまた、レースの時間と同じように楽しい。

二日間にはもうひとつ、非日常がありました。
スターンから風を受け、メインとジブ、二つのセールを左右両舷から出す観音開き。
帆の両開き、滅多にやらないことです。
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                         舳先の前方は下田でしょうか。
                         一路南西に向かう艇一隻。
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by molamola-manbow | 2008-05-19 09:37 | ヨット


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