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2008年 08月 17日

Hinanoの上架

「軒下に立てば、こんな眺めになるのかな?」などと、上架されたヨット『Hinano』の船底を見上げながら、長~い名前のHawaiianスタンダード、『My Little Grass Shach In Kealakekua Hawaii』を思い出しておりました。
和名『ケアラケクアの藁葺き小屋』でしたっけ・・・・・。
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毎時12~14mの西風をアビームに受けて、途中ジブセールを縮帆しなければならないほどのヒール角で東京湾を横断しましたから、船底で大繁茂の海藻の大半、千切れ飛んでしまいましたけど、最初はもっとひどい状態でした。
房総・富浦漁港から東京湾を渡って三浦半島の油壺湾まで。
今回のクルーズの目的は船底塗装をやり直して船検に備えることでしたから、船底の汚れなどお構いなしの筈だったのです。
でも、船の喫水線に繁茂する海藻の凄まじさを眺めた先乗り隊四人は顔を見合わせることに。
「このまま船台に乗せられて上架されちゃあ、余りにもHinanoが可愛そうじゃないかな」
「きっときっと、オイラたちは船の主治医に白い目で見られるぜ」
「第一、船が走らね~。スクリューと舵ぐらいは掃除をしないと・・・・」
船底全面にビッシリとフジツボがへばり付き、海藻ユラユラメートルもの状態なのです。
で、一日半を船底掃除に充てることに。
最初は全面がこの状態(↓↓)プラス海藻の林だったのです。
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時には罵声だって飛びます。
「風考えろ、何時もの風と違うだろ。考えて(船)押せ~
「チクショウ、同じこと言わすんじゃね~、風見ろ、カゼ~!!
グラマラスな『Hinano』(42フィート、11トン)を二つの小船で操りながら、海底に沈んだ船台へと手際良く導いて行く上架作業。
油壺を訪れる度にお目に掛る工程に、やり直しを見たことが無い。
罵声は飛んでも船体はすんなりと海底の船台の間に納まって、スルスルスルと気持ちよく持ち上がる。
「上手いな~」。
前回眺めていて感じ入った同じ言葉が、今回もまた口を突いた。
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罵声から六十秒ほどでここまで上がり(↑↑)、船を安定させるための楔打ち(↓↓)は入念に。
全工程二十分ほどで上架一丁挙がりとなるのだから、モチは餅屋、フネは船屋、寸分の狂いもない。
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d0007653_19133248.jpg去年は一年一度の定期上架(十一月)が抜けました。
抜けた分、レース直前にスクレパー片手に潜ってフジツボ落としはやりましたけど、細かい傷がついた船底の状態は海生生物に住みよく変わったのでしょう。
絶世の美女Hinanoには、とっても可愛そうな状態をさらけ出すことになってしまいました。
高圧ホースで残ったフジツボを洗い落とし、細かい傷をパテで埋め、船底全体にヤスリをかける。
塗装に掛るのはそれからですから、作業終了は今週末ぐらいになるのでしょうか。
スクリューを交換し、電気系統の不首尾を直し、エンジンも調整してもらう・・・・・。
やらなきゃならないことタ~クサンですから、船のオーナーは大変です。
ソノ点、オイラたちクルーは気楽なもの。
髪を結い上げ、ビシリと決めたHinanoが連れてって呉れる最初の泊地を話題にして楽しみます。
今回はフジツボ付きで東京湾を二時間十分で渡りきった。
[カッ飛ぶHinanoなら何処だってゆけるぞ~」
「何処にしようか、ドコがいい
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by molamola-manbow | 2008-08-17 09:40 | ヨット | Trackback | Comments(0)
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