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2009年 03月 07日

房総は海も野原も、春の色

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小田急線の登戸でピックアップしてもらい、助手席に乗っかって多摩川沿いをドンドン下る。
東京湾に出てもトンネル潜って直進し、『海ほたる』にオシッコ・マーク付け終わると、さらなる直進・・・・・。
今日は通い慣れた道を一段高い高速バスの座席から眺めて、セーリングクルーザー H i n a n o のホームポート・富浦港に向かった。
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        とうとう時刻がきちまった
         最後のサヨナラいわねばならね~
         持ってるモヤイを手放せば
         オメ~は彼方の海に発っちまう
         波浪を越えて行っちまう
         たまには思い出してくれ
         遠い向こうに行ってもだ
         オイラはここで待ってるゼ
         戻って来るまでキット待つ
耳の中をニュージーランド・マオリの、こんな意味の唄が流れている。
アウトリガーの丸木舟に三角帆上げて、乾し肉どっさり、キウイしこたま、ニワトリそれなりの旅立ち。
でも、楽しいセーリングとは違うんだ。
陸地に行き着ける確証のない大海原への旅立ち。
水漬(みづ)く屍(かばね) になる方が多かったんだ。
送る方も旅立つ方も、このこと知ってるから、唄のメロディーは切ない。
『アオテアロア( A o t e a r o a )』とマオリが称したニュージーランドを、オランダのタスマンが発見するより、ずっとずっと昔のことだ。
                                               
こっちの方も、とうとうやってきちまった。
A o t e a r e a のりガード造船所(オークランド)で生まれた 42 フィート、11トンのグラマラスなお嬢さん、 H i n a n o と過すのもあと数日しかない。
d0007653_8252449.jpgオーナー耕ちゃんの急死以来、覚悟はできていた。
それでも、イザとなると胸にきちまう。
明八日は大勢の H i n a n o クルーが集まる。
一緒に海を楽しんだ仲間のヨットもやってくる。
H i n a n o の生みの親・ヨット・ビルダー林賢之輔先生もラットを握る。            
耕ちゃんをみんなで海にかえすんだ。
散骨して黒潮の流れに希望通りにゆだねよう。
それで H i n a n o ともお別れだ。
可愛がってもらうことを願いつつ、新しいオーナーを探すんだ。

房総の海はアオサ畑の真っ盛りだ。
H i n a n o 印』の海苔作りに精出す季節だ。
菜の花畑も真っキッキ、元気沢山もらえる春の色が盛ってる。
明日は湿っぽくなんぞはならね~、花咲じじいで別れると決めた。
林先生には謝っといてやる。
「すみません、長い間、先生の『輔』の字、間違えて覚えていませんでした? m a i l でしょっちゅう間違うので、一度注意してやろうと思ってたのに、逃げちまいやがった。申し訳ありません」。
「そうそう、アイツ」と、大笑いしながら別れよう
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by molamola-manbow | 2009-03-07 19:24 | ヨット | Trackback | Comments(4)
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Commented by 仙人 at 2009-03-07 22:25 x
切ないね――。強がり聞いてるとなおさら・・。
Commented by miki_buhbuh at 2009-03-07 23:06
残念ですけれど、、

Kochan et HINANO,Un bon voyage!
Commented by molamola-manbow at 2009-03-11 15:19
強がりですか、確かに強がりですね~。
話を聴いてやることから逃げた。
そんな後悔の念に苛まれています。
Commented by molamola-manbow at 2009-03-11 15:25
buhbuhさん、オイラには三羽の成長が楽しみで!
茶々とメルに先越されたけど、まだ華燭の典を聴く楽しみも残ってる!


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