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2009年 05月 09日

刺客にイチャモン

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伊豆の七島航路を独占する東海汽船に、神奈川・浦賀を発着する競争相手が名乗りを挙げたのは、つい最近のことだった。
東京・竹芝桟橋発着の東海汽船より二時間ほど時間短縮となる地の利を生かして客集めようと・・・・・。
こうした競争相手は、東海汽船にサービス向上を促すに違いない。
そう思って新会社にはエールを送って見守ったのに、すぐに潰れてしまった。
「ライバル追い落としのために東海汽船が放った"刺客"」だと、釣り師の間で噂になったの、大砲乗っけてベトナム戦争してた米航空会社製の軍用船『Boeing929』(↑↑)。
写真は減速中だから見えないけど、水中にツバサを出して船体浮かせ、時速八十キロで海の上を飛ぶ。
ライバルはこのスピードに"二時間有利"を消されて負けた。

今回この刺客で東京ー式根島間を初めて往復し、所要時間およそニ時間半のスピードには大層な魅力を持った。
といっても、客を荷物のひとつとしか見ていない東海汽船の体質には、依然ウンザリ感が付いて回り、また利用するかとなると、二の足を踏む。

都知事一期目、視察に島を回った石原慎太郎がギュウギュウ詰めの客席に眉毛をひそめて言い放ったひとこと。
「屠殺場に運ばれる豚でさえもこんな扱いは受けない」
このひと言で横になるスペースだけは確保出来るようになったものの、企業体質は変わらない。
サーファー客、釣り客が良く利用する航路だし、正月には山のようなお土産持って帰省する島民相手の商売なのに、荷物を納めるスペースが無いに等しい。
壁にハダカのまま立てかけられ、ロープで縛る程度の固定の仕方もされていない多くのサーフボード、先の尖ったむき出しの釣竿。
遊泳中のクジラにでもぶつかれば、ボードはとてつもない凶器となって客室を飛んで来るだろう。
なにしろ、時速八十キロも出すのです。
きっとそのうち大惨事が起きるギュウギュウの二百五十席とむき出しの荷物
君子危うきに近寄らずなら、乗らないに越したことない船だ。
漂流物にぶつかって怪我人を出した旧事、怪我の原因が何にあったかは知らないけれど、国土交通省からの天下りもあるんだろうと勘ぐっちゃう甘い安全基準の船、小さなヨットでも積み荷はしっかり固定してグルーズに出るのに

開高健と組んで寿屋(サントリー)のコマーシャル作ってたイラストレーター柳原良平氏のデザイン(色)。
船は総じて美しいモノだけど、シルエットの醜さに前身がうかがえ、「船はヤッパ白くなくちゃあ」も加わるから、姿形にもイチャモンです。
変身しても、迷彩カラーがアタマをちらつく船だ。
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by molamola-manbow | 2009-05-09 08:41 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(0)
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