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2009年 07月 10日

鹿角スパイキー

日本鹿の角、最先端のひとふし。
山梨・白州郷の山小屋から帰ったセーリング・クルーザー『HINANO』のオーナー・耕ちゃんが「森の中で拾った。こんなの好きだよね?」と、一対の片割れ、右角を持ってきたのは去年の暮れのことだった。
「オッ、ありがとう」と礼言ったまでは良かったのに、キャビンに忘れて帰ったのが悪かった。
次の機会に舟を訪れると、オイラの忘れ物となった筈の角、四分割ほどに切り刻まれてしまってたんだ。
根元の部分、太いところを一節残して切り落とし、「小物竿の持ち手でも作ろうかな~」と目論んでたのに・・・・・。
文句言う暇もないオーナーの急死。
枝骨活かし、似たような形で転がってる鹿角見たクルー、「コレ、遺品だな~」と品定めを始めたので、あわてて横から手を出して一本引っさらった。
d0007653_910343.jpg
コイツを三つ編みロープの先端部分を解けてこないように処置するための道具、スパイキーに仕上げた。
ロープ・エンドの処理には幾つかの方法がある。
化繊混紡のロープなら、ライター近づけて溶かせはくっついてくれる。
ビニールテープ巻いて置けば押さえられるし、針と糸使ってぐるぐる巻きにするのも手だ。
でも、一番確実なのは少しほぐして、ほぐした部分を根元の方向に三節ほど編み返す方法。
この方法使うとロープ同士を繋ぐこともできるし、見た目もきれいに仕上がる。
「ヨットの錬度はね、もやいロープ一本で見定めることができるんだよ」とは耕ちゃんの言。
ポンツーンに長々ともやいを残して繋いでいたり、後から来たのにクリートの一番上に繋いだり、ロープエンドの処理を怠っていたり・・・・・。

Hinano』は遠い遠い長崎の海に嫁入りすることが決まっている。
山梨は白州産のこのスパイキー、小さな嫁入り道具として持たせてやろうと。
丸く削った枝骨の根っ子をタナゴコロに当てると、力とってもよく入る。
ハガネのようにカチンカチンになったロープの編み目に穴開けるのも、「これなら大丈夫だ~」と、アハハ、自画自賛
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by molamola-manbow | 2009-07-10 09:19 | ヨット


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