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2009年 11月 30日

『Hinano』と『ひなの』と久我耕一

「ママの膝の上は居心地がいいし、会話の邪魔しちゃ悪いと思ったから静かにしてたのヨ。それなのにすぐにこれだもの」と、五月に生まれた『可帆ちゃん』。
「ちょっと抱かせろ」とママの膝の上から引き離され、すぐに他からも手が出て「どれどれ、オレにも貸せ」
「貸せとはなによ、可帆は荷物じゃないんですからネ
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d0007653_443476.jpg小さな列席者はもうひとり他にも。
アルコール中毒になって、医者に酒を止められていた久我耕一が、「一杯だけ飲ませろ、一口でいい」と駄々こねて誕生を祝おうとした甥っ子のムスメ『ひなのちゃん』。
可愛くなって、綺麗になって、大人の中にチョコ~ンと座ってるの見ると、『ひなのちゃん』の誕生日、昨日のことのように鮮明に浮かんでくる。
コックピットに闇が迫り始めた二〇〇三年四月二十一日の夕刻でした。
伊豆大島の南端・波浮の港をかわし、利島の黒い影を横に観る辺りだったろう。
「女の子が生まれた。アイツ、『ひなの』と名付けやがった」。
甥っ子・ヒサオの第一子誕生を、キャビンから飛び出してきた久我耕一は、このように告げて「喜べ、この遠征は成功するゾ~」と叫んだんだ。

三人のロッククライマーを四十二フィートのセーリングクルーザー『Hinano』に乗せて、絶海の只中にニョキッと屹立する>『孀婦岩』b>まで運ぶ、旅の初日に誕生したお嬢ちゃんである。

久我耕一の一周忌はワンディツシュを持ち寄って、二十九日の命日にサプライズ付きで賑々しく
酒を断たれても、大勢で騒ぐのが好きだったんだ。
一年経つのも、『孀婦岩』からの月日も、アッと言う間を感じた昼から夜。
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by molamola-manbow | 2009-11-30 09:39 | ヨット
2009年 11月 29日

  もう一度だけ『何羨録』

d0007653_7403415.jpg陸奥の国黒石藩のお殿様・津軽采女(うねめ)の『何羨録(かせんろく)』を読んでいて、去年の秋を思い出しました。
房総の先端部・富浦から東京湾を渡り、浦賀港の中程にあるマリーナ、ヴェラシスまでヨットを運ぶ際です。
ひとつ手前の港・久里浜の出入り口に差し掛かったところで、案内を買って出た通称『鎌倉の爺』が前方をユビ指します。
「あの灯台がアシカ島、小島がふたつ並んでいるからすぐ判るよ。この陸側は岩礁帯が続くからショートカットしない方がいい」
重なって見える(⇧ ⇧)手前アシカ、後方笠島の二つです。
岩礁の名を教えられた時の感想は「オイオイ、東京湾にアシカかよう、形だって似てね~」

もう埋め立てられて跡形もありませんが鈴が森の処刑場近くの沖に『柾木』(まさき)と呼ばれる好釣り場(磯)があったようで、津軽采女は述べます。
鯨の出て潮吹くことあり、すなめりなど云う大魚も出、海驢(アシカ)も出るなり

去年でしたか、多摩川に迷い込んで話題となったチビ・アザラシの『タマちゃん』。
こうしたことは江戸時代までは日常茶飯事、避寒のために東京湾の奥底まで入り込む海獣の類いは多かったようなのです。
きっと久里浜港前の島も彼らの休息の場だったに違いなく、アシカの巣食う場として名が付けられたのでしょう。
「ウ~ン、ナットク
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by molamola-manbow | 2009-11-29 09:39 | 潜り・磯釣り・海
2009年 11月 28日

何羨録(かせんろく)にちょっぴり触れる

「これは如何で御座ろう、お気に召しませぬかな?」
「拝見つかまつる。どれどれ・・・・・」
「・・・・・・・」
「ムムッ、コレ、例のヤツでは御座らぬか、何処から手に入れ申した
な~んて会話を交わした訳ではないけれど、「読みたい」と望んでいた"ニッポンの釣魚大全"を探し出して呉れた御仁がいる。
全九巻と二冊の別巻からなる『日本の釣り文学』(一九九七年、作品社発行)の別冊のひとつ。
その巻頭に日本最古の釣本、津軽采女(つがるうねめ)作の『何羨録』(一七七三年(享保八年)が収録されていたのです。
『抄』ですから内容の極々一部、江戸一円の鱚(鱠残魚の字を充てている)釣り場を紹介しているに過ぎなくて、読みたい項目(釣り道具)はありませんでしたが、丸一日、『何羨録』と遊んじゃいました。

曰く、佃の角を南へ松平安芸守浜屋敷前までの内に上洲ありて並みよりは食うことあり。
曰く、松平甲斐守屋敷前泥にて鯊食えり、御厩川岸(現・御厩橋近辺)の渡し編に砂場有りて鰈、鯊場多く、稀に鱠残魚の立ち込み手釣り。
東京湾は西も東も、埋め立てられて江戸の面影皆無だけど、手持ちの古地図など持ち出して「ここら辺りだな、キスも川を上るんだ~」などと。
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右写真中央 の橋は佃島と越中島を結ぶ相生橋。現スポーツニッポン新聞社辺りが松平安芸守の浜屋敷
     作者の津軽采女は陸奥の国・黒石藩四千石のお殿さまです。
     生類哀れみの令で釣りさえも禁じた徳川綱吉が死んで六十年ほど。
d0007653_15583935.jpg     ウズウズしてた釣り好きが一斉に釣竿引っ張り出した時期の作。
     写本が国会図書館、岐阜図書館ほか数箇所にあるらしい。

          嗚呼、釣徒の楽しみは一に釣糸の外なり。
          利名は軽く一に釣艇の内なり。
          生涯淡括、しずかに無心、しばしば塵世を避くる。
          すなわち仁者は静を、智者は水を楽しむ。
          あにその他に有らんか

     お抱えの絵師に難問を出します。
     「世の中に愚なるモノは数多い。ではその頂点に立つは何か、絵にしてみよ」
     しばらく考えて絵師はサラサラと筆を進めて釣りの図を描きます。
     「ウム~、釣りのう。その上は無いか」
     天井仰いで考えて、絵師は釣りの図に筆を加えました。
     加筆したのは釣りする人を眺めるひと。
     「ウワッハッハ
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by molamola-manbow | 2009-11-28 08:26 | 潜り・磯釣り・海
2009年 11月 27日

近所の秋


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              東京農大                              馬事公苑前 d0007653_1233983.jpgd0007653_884837.jpg
              馬事公苑                              恵泉女学園
                        
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by molamola-manbow | 2009-11-27 09:02 | 地元・経堂
2009年 11月 26日

KENNOSUKE CUP忘年会で衝撃、「第一花丸売ります」

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「アハハ、オモロい」と思うのは、manbowだけの感情に違いない。
まだ酔っ払ってはいなかったはずだけど、撮った写真全てがこの調子、シャッター押した十数枚の中から、比較的良さそうなのを選び出してこれだもの。d0007653_10213281.jpg
「遠方から倍率高くして写したからな~」も言い訳に過ぎなくて、手近の料理の方もこの調子、並んでいるのはデザートのようだから、この時間でのメートルはかなり上っていたとは思うけど・・・・・。

横浜駅東口、SKY BLの天辺の方にある『Cruise Cruise』で開かれた五月恒例のヨットレース『KENNOSUKE CUP』に集う皆さんの忘年会。
ヨット・デザイナー林賢之輔さんの艇を愛し、人柄に魅せられたオーナー、およびクルーの皆さんの集いだから、終始和気あいあいです。
中で衝撃が走ったのはHayashi34+1custam、『第一花丸』の発言でした(写真右)。
「このほど、花丸を手放すことにしましたので、よろしく」
グアムレースが無くなった今、国内最長の外洋レースとなった三重・鳥羽湾ー江ノ島間の『パール・レース』で、『第一花丸』は二連覇の実績を持ちます。
本拠地・相模湾でのデーレースはもとより、四国、九州、台湾などなど、行くところ行くところのレースを荒らして、名前を知らないモノは居ないほどクルーザーレース界では知られた名艇、それが『第一花丸』です。
会場はざわめきましたね~。
「ナンダ、何だ~」
「そいつはどう言うこっちゃ~」
オーナーの祐さんいわく、「来年から同じ林艇のTrekkerに乗り換える」
新艇の完成は来年八月予定だから、五月のKENNOSUKE CUPが『第一花丸』の最終ランでしょう。
注目されますね~、同時に新しい花丸のオーナー、クルーは大層プレッシャーを受けることになるでしょう。
出場すれば何時でも、何処でも、優勝候補に挙げられたクルーザーなのです。
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by molamola-manbow | 2009-11-26 07:56 | ヨット
2009年 11月 25日

秋 深 し

d0007653_8171611.jpg馬事公苑の正門を出ようとして足の裏で何かが「プチン」と弾けた。
踏みつけなかったら気付かなかったでしょう。
秋も深まって、日本国中そこかしこに落ちている筈の照葉樹林帯の主・ドングリが一粒、砕けてます。
側に落ちてたハカマの形容みて、すぐに判りました。
喰えね~ドングリが多いなかで、コイツはポケットの中に忍ばせて置いて、思い出してはカリッと歯で割って口に放り込んだガキ時代のおやつ、椎の実じゃあないですか。
炒って食べるとなおベター、香ばしさが増しますが、ガキ時分の実りの秋、もっと美味しいものが山野に有ったのでおやつとしてのランキングは低かったけど、何時でも取り出せる携行食です。
ポケットには何時も入っていて、脱ぎ捨てるとパラパラッとばら撒いたり・・・・・。

d0007653_1062077.jpgな~んてこと思い出して周囲クルリと見回すと、壁を囲んだ樹木は大半がスダジイです。
近寄って、五十粒ほどを拾って、喰ったこと無いかもしれない連れ合いへのお土産です。

おコメが伝わってくる以前、縄文時代の主食はコイツ含めたドングリ類だったと言います。
きっと日本人の全て、遺伝子の中に味の記憶は残っているに違いありません。
中でも、生で喰える椎の実はドングリ仲間の王様として選り分けられていたかも知れない。
どのような食べ方をしてたのでしょう?
東北各地のお土産屋には、『栃の実お団子』を名物として売っている。
似たように、粉に挽いて食べていたのでしょうね~。
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by molamola-manbow | 2009-11-25 10:16 | 犬・猫・蛙に動植物
2009年 11月 24日

ニッポンの釣魚大全

安倍清明の『陰陽師』シリーズで夢枕獏さんが時の人となったのは六、七年も前でしょうか。
その夢枕さんの講演会(来月五日、天王洲のJALビル)があると言うので聴きに行くことにした。
大層な釣り好き。
ホームグラウンド並によく出掛けるのはニュージーランドだけど、中国の奥地、アマゾンなど、どこにでもヒョイヒョイと出掛けてサカナと会話しておいでなので、「面白い釣りの話が聴けるかも知れない」と思っている次第なのです。
d0007653_9312689.jpg演題が漠然とした『旅と物語』ですから、釣りとは関係のない内容になるかも知れないのだけど。
で、折角聴きに行くのに作品を一冊も読んでいないのは申し訳ないと思って、評判とった『陰陽師』シリーズから取り掛かった。
「アハハ、マンガチックだ」と、コイツは最初の一冊だけで終わったけれど、某雑誌の対談の中で面白い本のあることを知った。
アイザック・ウォルトン(英国)の『釣魚大全』以上だと、夢枕さんが絶賛しておいでなのは、江戸時代の武士・津軽采女(つがるうねめ)の書いた日本最古の釣本『何羨録(かせんろく』(一七二三年著わす)。
鉄が貴重だった時代だというのに、魚毎の釣針が盛んに工夫されていたこと。
釣れる根や磯場にはすでに名前が付けられ、釣り方も根毎に変えていたらしいこと。
著者の人物も面白くて、浅野匠内匠頭、吉良上野介、双方と親交がある人だったなど、探し出して読まねばならない本を知ることになった。

庄内の武士階級の工夫で発展した長い竹を用いる・庄内の延べ竿。
薩摩烏賊餌木考』(内田老鶴圃新社、昭和五十三年発行)で知った薩摩の武士が発展させた餌木。
そして関東では采女さん・・・・・。
世は町人の時代に変わっても、二本差の皆さん、遊んでたのですね~。
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by molamola-manbow | 2009-11-24 09:33 | 潜り・磯釣り・海
2009年 11月 23日

牡 蠣 燻

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ペットフードに良く似た写真左の固形物、燻製用のチップスです。
材質はアウトドア用品売り場に並んでる、インゴット状にオガクズを固めたブロック・チップスと全くおなじ。
一度火が付けばくすぶり続けて呉れる。
ブロック状に固めちゃったら、「チップスじゃあ、ね~じゃん」
そんな発想から作られた製品なのかも知れません。
コイツを鉄鍋にザラザラッとあけて、下から電熱器で焙れば煙りモウモウ。
今日は冷燻作りだから、煙が上がると同時に電熱器のスイッチを切って、上からダンボール箱被せて後は待つだけ。
素材は熱湯くぐらせた牡蠣、唐辛子放り込んだピクルス液に一日漬け込んだから、少しピリリとくる味に仕上がっている筈です。
オリーブ油を少量たらし込んで瓶詰めにすれば、少しグロな肴の完成!
小さな電熱器、家庭で使わなくなって昨今は貴重品です。
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by molamola-manbow | 2009-11-23 13:19 | ホビー
2009年 11月 22日

晩秋の真夏の太陽

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冬将軍も間もなくのこの時期に、太陽みたいなこの花は何と言うのでしょう?
花弁の大きさは直径五、六センチといったところ。
花よりもべら棒に蕾の方が多いから、これからが旬のようです。

見ていてホノボノするのは「役柄ばかりじゃあるめ~」と思っていた俳優さん。
"道草"大好き人間の岡本信人クンなら、摘み取って試食しそうな葉っぱもまた、落ち葉の季節にそぐわない、艶やかな夏の色をしております。
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by molamola-manbow | 2009-11-22 00:47 | 犬・猫・蛙に動植物
2009年 11月 21日

シマウマの竿袋

d0007653_9355055.jpg西麻布の根津美術館近く、某アパレルメーカーに勤める若いGFから、「棚卸しをしてたら出てきたハギレ、何かに使って」と頂いた縞馬柄がただいま磯竿入れに変身中です。
木綿針では歯が立たなかったので十五センチほどもある太い皮革用の針とロウ引きの専用糸を買い求め、どうやらこうやら、本体の袋部分を縫い合わせました。
蓋になる短い筒を残りの皮で縫い合わせ、共皮の紐で結びつけるようにすれば出来上がり。
少し面倒になったてきたので完成までにはあと数日でしょう。

アハハですね~、写真は小細工しなくてもしばしば嘘をつく機械ですから左程アラは目立ちませんが、縫製部分は螺旋状に曲がっております。
良く観ないと判らないのは、毛皮に隠されて目立ちにくいお蔭もあります。
デザイナーのタマゴの彼女が観たら「アラ、マア」必死、豹柄貰ったとしても同じ運命たどったに違いないのだけど・・・・・。
もっとも、世界にひとつの竿袋です。
釣果も世界一につながって呉れればよろしいかと。

オトコにとっては活かし方の難しい縞馬柄、あと一枚あるのです。
悩みますね~、こんなの作ってたら、もう貰えなくなるかもしれないし・・・・・。
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by molamola-manbow | 2009-11-21 00:18 | ホビー