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2015年 02月 15日

  昆虫にあらずのカブトムシ

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同じ生き物は何度かblogに登場している。
釣り師の間ではよく知られた生物、江戸時代には鯛の骨格を九つに分けて、それぞれに名前を付けた九つ道具の一つとして数えられて、『鯛之福玉』と呼ばれたこともあったらしい。
この『鯛之福玉』の名前が現在まで生き残らなかった理由、ヨ~ク判る気がします。
お魚さんの口の中に寄生しており、宿主がパクンと食らいついた餌を横取りするとか、生き血を吸って生きているとか、そのどちらかの生き物ですから、住み着かれたお魚さんはたまったものじゃあ御座いません。
鬱陶しさだってひとしおですよ。
大物を仕留めた釣友の獲物の口の中にコイツを見つけた場合など、「苦しさに耐え兼ねて針に食らいついた自殺野郎を釣り上げたな」などと、悔しさをからかいに変えますもの。

d0007653_9352876.jpg写真のヤツがどのくらいの大きいかと言いますと、こんな(⇦ ⇦)
節足動物甲殻亜門軟甲綱ワラジムシ目(等脚目)ウオノエ科の生き物のクローズアップでした。
通常見掛けるヤツの大きさは、 センチ程度に過ぎない。
真鶴駅前の『福寿司』さんで昨日見かけた特大判は、板前・ユキちゃん曰く、「見たこともないデカサだったので標本にしちゃった」代物です。

お寿司屋さんの客寄せの品になるのか、それとも薄気味悪さに立ち寄るのをためらうようになるのか・・・・・。
でも、見慣れないだけで、何時もおいしそうに食らっている海老や蟹の甲殻類と左程変わらないとも言えます。
「オネガ~イ、今度、生きたのを仕入れたら電話して~」の女性も出るかもね。
爪の尖った鋭い足が七対、合計14 本の生き物です。
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by molamola-manbow | 2015-02-15 10:36 | 犬・猫・蛙に動植物 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 07日

GW釣行 IN式根島 その2

不細工な魚です。
複雑この上なしの色彩は形容しがたいし、むき出しの歯が出っ張る口、でっかいウロコ、醜いというより憎たらしいと思うのに、和名は『舞鯛』と優雅です。
水中を泳ぐ姿、これも不細工ですよ。
スイ~ツと尻つぼみな体型、コイツは尻ヒレを活用しないで胸ヒレだけでチョコチョコと泳ぐせいでしょう。
努力を惜しまず、からだすべてを使って泳いでいたなら、もう少し引き味も変わっていたろうに、まるで濡れ雑巾です。
ベラ科の魚。
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味だって磯臭い。
特に夏場は臭さが際立つから見捨てられてましたけど、最近は買いに走る漁協が出てきた。
一島だけの漁獲じゃあ賄いきれず、伊豆七島すべてに買い注文を出している伊豆の大島漁協です。
d0007653_9433495.jpg味醂と醤油一対一の合わせ汁に島唐辛子をぶち込んで仕上げるベッコウ漬け。
コイツが評判を呼んで、美味しい魚に昇格中なのです。
トロ箱にコイツ詰め込み、リリース免れたメジナ数匹と夏の雑魚・タカベで隙間を埋めて、『高級魚』と銘打って某女性宅に送りつけましたけど・・・・・。
捌く勇気が出るでしょうか、舞鯛四匹、ちと心配です。

こんなのに居つかれちゃあ、自殺だって考えちゃう。
そんなエイリアンが口腔に住み着いてる魚でもある。
釣り人なら知ってる『鯛の餌』なる寄生生物、魚屋さんだって綺麗に掃除してから店頭に出すから消費者が目にするケースは少ないでしょうが、居るんですね~、薄気味の悪いエイリアン。
折角だから、エイリアン付きのまま送り付けました。
裏側はもっと怖い
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by molamola-manbow | 2011-05-07 05:58 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(0)
2010年 05月 08日

海ん虫

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コイツ眺める度に「世の中知らないことだらけだ~」と、薄っ気味悪さ忘れて観察する。
眺め終わった結論も同じ。
「円谷プロに教えてやりて~」となるんです。
スクリーンに登場させたどの怪獣よりも、薄気味悪さと恐怖感で上回り、「あんなの足元にも及ばね~!
サカナ食えなくなるといけないから、「下の写真は見ない方がいいかも」の気味の悪さだ。

節足動物の甲殻網に属するから海老や蟹の仲間。
ここから細かく分類して、学者先生は等脚目ウオノエ科(魚餌科)に所属する『タイノエ(鯛の餌)と名を付けた。
生息場所は魚の口腔。
鋭く尖った合計十四本の脚で口の中にへばりついて寄生し、宿主がパクリと吸い込んだ餌のおこぼれを頂戴するヤツ、へばりついた口腔の壁から生き血吸うヤツ・・・・・。
寄生の仕方で分類され、何種類かが居るらしいけど、詳しい生態はよく分かっていない生物です。

写真のヤツは、真鯛の口の中でよく見かけるので『鯛の餌』。
「オッ、餌さだ~」と魚に思わせてパクリとやらせ、入り込んだ口の中でそのまま寄生を始めるんだとか。
寄生主が死ぬと、オコノコ這い出してくるから、別の宿主を探すんでしょう。
ヤデしょうね~、こんなのに住み着かれたら。
魚屋さんの店頭で見かけることのない怪物、釣人だけが知る生物かもしれません。
大きさ三センチ強、米粒程のも見掛ける(三枚とも左が前部)、住まいは一番下のブダイの口腔。
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by molamola-manbow | 2010-05-08 09:14 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(4)
2007年 01月 19日

サカナの口腔も小宇宙

式根島初釣行のブダイ(舞鯛)の口腔に、今年もやはり居たんです。
薄っ気味悪い生き物ですから、正月早々のお披露目は差し控えて居りましたけれど、松もとれて、すでに月半ば。
そろそろいいだろう、と自己判断を下してのお披露目です。
釣り上げた本体の方は、新年会(七日)の海鮮鍋の具となって、ゲストの方々のお腹の中に消えていますから、いまさら気味悪がっても後の祭りですし・・・・・。
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 正規の和名を『タイノエ』(鯛の餌)といいます。
真鯛の口の中でよく見つかるのでこの名が付いたのでしょうが、寄生性の甲殻類は世界中に250種もいるんだそうですよ。
d0007653_912498.jpgこれらをひとまとめにして『ウオノエ科』と言い、イワシノコバン、サヨリヤドリムシ、ゼブラヤドリムシ、等々の名前が付けられている。
寄生する場所にも好みがあって、口腔を好むタイノエのほか、背中、尾びれ、胸ビレの裏、エラと、住み分けをしているようです。
鬱陶しいでしょうね~、こんなヤツに住み着かれたおサカナさんたち。
そのそやつをです。
この薄気味悪い、こやつをです。
「甲殻類だから美味いに決まってる」と食ったヤツが居ると聞きますから、驚きます。
柳川鍋さえゲテモノと感じるmanbowは、いくら大金を積まれてもご辞退いたしますけど。

一枚目の写真、落花生の右に並べた下の個体が今年の"エモノ"。
一昨年の"エモノ" (上)はメスなのかも知れません。
二枚目の写真、爪楊枝で突き刺した育房嚢のようなふくらみが、ことしの"エモノ"には見当たりませんでしたから。
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by molamola-manbow | 2007-01-19 11:27 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(14)
2005年 04月 06日

  式根島釣行土産

違う星の生き物のような、薄っ気味の悪さだ。前後、左右、どのようにひっくり返して見ても、どちらが頭なのかさえ(上の写真では右、下では左が頭と想像する)、よく解らない。
形状を説明すると、外皮は海老の殻のように固く、節があって、その数は13~14枚。足は7対で、それぞれの足先は釣り針状というか、猛禽類のカギ爪状をしていて、鋭く内側に湾曲しており、この爪でしがみ付く寄生生活をしていたことがうかがえる。

d0007653_0255896.jpg大きさは写真のバックのマス目が1×1㌢だから、長さ3㌢、幅1.5㌢ほど。
蒲鉾状をしたからだの厚みも結構あって1.5㌢とずんぐりしている。
採取場所は伊豆の式根島。
正月の新魚連・初釣例会で挙げた1・5㌔の舞鯛の口の中から出てきた。

釣師の間では結構知られているこの舞鯛の口中寄生虫。
最初に出会ったのは、30年以上も前の夏の川津漁港(外房)だった。
懐中電灯と長いタモ網を持ち、岸壁の水面近くに這い上がってくる渡り蟹を捕っていると、日本記録モノのメジナ(4㌔はあった)が近寄ってきた。
まるで「どうぞ掬い上げて下さい」と言わんばかりの近寄り方なのである。
あまりの大きさにタモからはみ出し、掬い上げるのに一度失敗した。
なのにまた近付いてくる。
不思議なので掬い上げた後、良くからだを調べて見ると、胸ヒレの後にへばりついている、こいつがいた。
14本の足で、メジナのからだにガッシリとクサビを打ち込んでいるので、渡り蟹の鋏を使って剥がしたことを覚えている。
メジナは海に帰した。
「救いを求めて来たのに、獲物にしてしまっては・・・」と言う気持ちである。
釣師が自殺願望の魚を、網でゲットしてもねえ・・・。
わたしのメジナの大物記録は、昭和44124日に伊豆大島のマンタテ(万立)で挙げた㌔と1.8㌔。
掬ったメジナには程遠い。

▼エイリアンの様な謎の生物、調べてみると真鯛の口の中でよく見つかるので、標準和名を『タイノエ』(鯛の餌)という、等脚類の一種だった。
d0007653_0273583.jpg学名はレキサネラ・ベルコーサ。
想像とは逆に写真左側が頭部。
右側を団扇のように上下させ、多少は泳ぐらしい。
等脚類 甲殻類の一目。
体は一般的に扁平で、体長は1~10cm
頭胸甲はなく頭部と胸節尾節が癒合して区別がつかない。
陸生、海生、淡水生、また寄生性のものもある。
ツナムシ、ダンゴムシ、ウオノエとも呼ぶらしい。
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by molamola-manbow | 2005-04-06 00:29 | 潜り・磯釣り・海 | Trackback | Comments(2)