2010年 09月 13日
「どうですか、食べ比べてみた感想?、八丈島では六対四ぐらいでムロアジに軍配なの」と言って出されたトビウオのクサヤ。 こんなでかいトビウオ、初めて見た。 アタマ付きだったら四十センチに限りなく近づくであろう大物です。 三十種類ものトビウオが生息する日本近海の中で一番大きくなる種、四十センチを越えるまでに成長する。 集合住宅の多い都内では自宅でクサヤを焼くこと自体恐れ多い。 四十センチを丸ごと一匹、焼けるような七輪もオーブンもないのだけど・・・・・。 そんな訳で「すぐに身が硬くなるのがトビウオだけど、チビチビ喰らうクサヤではその硬さも味の一種になる。何たってココでしか食えない、焼けない大きさだ。オイラはムロアジよりこっちに軍配挙げよう」と質問に応じた。 伊豆諸島のクサヤの本家は神津島。 あの独特の臭い発する醗酵液は、各島それぞれ、神津島から原液を貰い受けて作るようになったらしい。 それでも島ごとに違いがでるのは、水のせいだと考えられている。 離島とは思えぬ豊富な水資源に恵まれた八丈島産のクサヤがまろやかなのは、「コノ水のおかげ」なんだそうです。 「クサヤ液に漬け込んでから、流しっ放しにした水で洗う。この流しっ放しがいいらしい」 夏に遊んだ八丈島の写真、整理中に出てきた一枚。 ムロアジとハマトビのクサヤ、こいつだけは隠れ家的飲み屋、『Bird's Cafe』で毎日欠かさず食っていた。 焼酎とはお手てつないでスキップするほど相性がいい。
by molamola-manbow
| 2010-09-13 07:18
| 酒・宴会・料理
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