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2011年 05月 13日

隼人心

隼人心_d0007653_22265980.jpg 世田谷・赤堤の住宅街で若者に呼び止められた。
ハテサテ、この街に気安く声掛けて来る知り合いの若者は居ない筈・・・・・。

振り返って、カレが何者かはすぐ判った。
濃紺の膝掛けの中央で『朝日屋』の三文字が踊ってます。
「入荷してますよ、アレ」

会話を交わしてたのは主にオヤジさんの方だったのですが、お店でのバカッ話を聴いててくれたんですね~。
「コレ飲んでから、他の焼酎呑む気がしなくなった」などと、勧められて購入した鹿児島・隼人町の芋『隼人心』に痛く心酔しちゃったのを覚えてくれていて、わざわざソイツの入荷を知れせてくれたんです。
こりゃあ買わない訳には行きません。
早速ノコノコと付いてくことになりました。

「皆さんの知らない酒を呉れ。幾ら珍しくっても不味いのは願い下げだよ」と注文を出すと、何処で飲むのか、人数は何人か、性別は、年齢はなどと質問を返してきて、「それではコレ」と酒蔵の奥から一本携えてくる。
こんな酒屋が近所にあるって~のは人生の幸福のひとつ、大切にしなければなりません。

「海で飲むのに打って付けの焼酎を呉れ」
などと注文して、宮崎の麦に浮気したのもココでした。
「宮崎か~、麦ですか~」と渋るのを、「船乗りはラムでしょう。コレ、甘口ですよ、色だだってラムでしょう」
な~るほど、樽の香りと琥珀色、ラムそっくりな上に名前が『航魂』。
確か35度、強過ぎたのでリピーターにはならなかったけど、海の土産にはいいかもの焼酎でした。
オヤジの目は確かなのです。
宮崎にはプレミアム取引される同じ麦の『百年の孤独』がある。
残念なことにコイツには香りが無い。
メーカー(黒木酒蔵)の方針なのでしょう。
焼酎嫌いに多い香りを消して売り上げUPにつなげてるようにしか思えない。
芋焼酎の『中々』もしかりですから。
比べて『航魂』、プ~ンと来ます。

by molamola-manbow | 2011-05-13 08:40 | 酒・宴会・料理


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