2012年 05月 16日
熟年オトコがたったひとり、カウンターの隅っこで静かに飲んでるだけの時刻に祖師ヶ谷大蔵の居酒屋・『きなり』の客となった。 ご主人の真ん前、居酒屋なのにお寿司も握ってくれるガラスケースのネタの前にドッコイショ。 手持ち無沙汰だから話し掛ける。 「ウツボを捌いたことあるかい?教えてほしいんだ」 皮を剥ぐだけに10分とか15分の格闘をしなくちゃあならない。 三枚おろし、これだって中骨の関節毎に菱形の隆起があってスイ~ッとは包丁を通してくれない。 ギュ~ッと握り締めても他の魚の様にミンチ状になどならない弾力もあります。 「ハモやウナギとは違いますか?、ウツボはありませんね~。食べたこともございません」 三枚おろしの悪戦苦闘を手ぶりを交えて話して、肉のおいしさを語ると、イタク興味を引いたようです。 「今度、一匹頂けませんか、捌いてみたい、食してみたい」 「お安い御用だ」と即答です。 アノ面相はサカナたちも怖いんでしょう。 周辺のウツボを掃除しちゃわないと磯の王者・石鯛は食らいついてこない。 『底モノ釣りはウツボから』なんて格言さえありますもの。 しばらく休止してた底モノ釣り、今度のGWで目覚めちゃいましたのでウツボのお土産なら間違いなしです。 日本酒で溶いた味噌を塗り込んでジップロックの中に一晩、ソイツを一口大に切ってバターとニンニクで炒めるだけ。 癖のないおいしい一品が出来上がります。 黙って出したら、誰一人魚だとは思わないでしょうね。 何食ってもおいしいお店のマスターです。 大変身の料理になるかもしれないから、是非持参して初めての包丁捌きも見なくては。
by molamola-manbow
| 2012-05-16 07:54
| 酒・宴会・料理
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