2012年 09月 04日
致死量の毒を持つ『セアカゴケグモ』にかまれて病院に担ぎ込まれた老婦人、救ったのは期限切れの血清であったらしい。 治療にあたった医師、「この緊急事態だ。期限切れの血清だって打たないよりはまし。多少の効力は発揮してくれるだろう」と、エイヤッと決意して患者さんに投与した。 期限切れの非常用ビスケットをバリバリやるのとは違う。 スーパーの食品売り場には期限切れの食品を廉価で提供するコーナーだって設けられている。 でも、今度の場合は新鮮であるコトを命とする血清です。 期限切れには副作用の心配もついて回る。 お医者さんの「エイヤッ」には、相当の決意が必要であったでしょう。 血清の有効期限は先月の十日まで。 有効期限には、一ヶ月ぐらいの幅はあるんでしょう。 お医者さんの決意には、そんな判断も働いたのでしょうが、やはり勇気ある行動です。 同時に、怖さも感じる。 貧弱な医療体制への不安もありますし・・・・・。 致死量の毒を持つ豪州原産の『セアカゴケグモ』が日本で見つかったのは一九九五年です。 その時点で数千匹が確認されて、「数世代は繁殖を繰り返していたに違いない」と推測された。 それなのに期限切れの血清しかないなんてね。 長く伸ばした糸を風に流して、ソイツに乗って遠くまで移動するのが蜘蛛、生息域は最早、日本全土に広がっているでしょう。 初めて発見された関西から、今回事件を起こしたのは早鞆の瀬を跨いだ福岡ですもの。 駆逐はできない生物だから、新鮮な血清は何処にでも常備されていなきゃあね。
by molamola-manbow
| 2012-09-04 07:15
| 犬・猫・蛙に動植物
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
タグ
長崎・HINANO(65)
Hinano(53) カエル(27) 魚店・きなり(21) カラス(21) 燻 製(19) 干し柿(18) 古代カヌー(15) ワン公(14) t's Bar(9) 零余子(9) vunvalley(8) ジェシカ(7) Vunvalley(7) マンボウ(5) ザクロ(5) 鯛の餌(5) ロック バランシング(4) HINANO(3) フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||