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Hey! Manbow

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2005年 09月 21日

  琉球漆器    

住まいの近くに、主として大型の中古家具を扱うリサイクル・ショップがある。
天井の高い倉庫状の建物に、比較的ゆったりと商品が陳列されていて、散歩に出た時には必ず立ち寄るお気に入りの場所、犬にとってのオシッコを引っ掛ける電信柱のような存在である。
時々買い物もする。
大型家具に手を出したことはないけれど、新品同様の釣りのリールとか、竿や額縁、文箱など。
下の写真の右側の桶も、ここで買った。
  琉球漆器    _d0007653_20573289.jpg
陳列棚の片隅に、こいつを見つけた時には驚きました。
これって、鹿児島の郷土料理を作るための器ですから、東京ではデパートの漆器売り場をいくら探しても(実証済み)置いてあるところはありません。
そんな訳で、「こんなところでお目に掛かれるなんて・・・・・」と、即買い(1、500円)でした。
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本題はここからなのですが
これって、何を作る器なのか、ご存知でしょうか?
大きさを測る目安に、携帯電話を置いてみましたけど、器の直径は24センチほどです。
ただ、大きさは大中小といろいろあって、これは小の部類、大きいのになると、直径が40センチを超えるものもあります。
ヒントは「大きさはいろいろでも、深さはどれも12~3センチと同じ」だということでしょう。
「蓋がスポッと内側に落ちるように出来ている」のもヒントです。
つまり、蓋は重しの役割も兼ねている訳です。
鹿児島でこれを使うのは、錦港湾に鯛が乗っ込んで来る"サクラダイの季節"、これもヒントになるかも知れません。
もっとも、氷を浮かべてソウメンを泳がせ、真夏の暑い盛りにスルスルッとすする。こんなまったく別の使い方をしたって、一向に構わない訳ですけど・・・・・。



Answer
お酢の代わりに地酒をふんだんに使った『酒ずし』を作ります。
『酒ずし』の特徴は、もちろんお酒をつかうことにありますが、散らし寿司と押し寿司を2で割った作り方にもあります。
寿司台で作ったチラシ寿司を桶に敷き、桜鯛、烏賊、海老、薩摩揚げ、錦糸玉子、筍、etc と具を乗せて、散らし寿司と具を何層にも重ねて行きます。
蓋(重し)をして半日ほど置き、発酵し始めた頃が食べごろです。
料理を作るのが好きなので、客を呼ぶ時によく作るメニューのひとつでしたが、桶ひとつでは足りなくて、重箱まで動員させておりました。
これで、一安心です。

我が家のPCの固まり癖にはお手上げです。本日のブログ、完成までに二日を要しました。違うことを書くつもりだったかも知れません。 

by molamola-manbow | 2005-09-21 21:01 | 酒・宴会・料理


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