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2014年 08月 18日

  貝類絵図続き

             カラフトエゾボラ                            オオエッチュウバイ
  貝類絵図続き_d0007653_7541230.jpg  貝類絵図続き_d0007653_7562026.jpg
 
                            「コイツ(⇖ ⇖)だったかな~」
                        「いやいや、コチラ(⇗ ⇗)だったかも知れない」
                   「もう少しカクカク(⇩ ⇩))と殻に角が有ったような気もしてきた」


             ナガイトマキボラ 
  貝類絵図続き_d0007653_7502964.jpg読書じゃあなくって鑑書、視書とでも呼ぶべきでしょうね。
細谷角次郎翁の貝類絵図に一枚一枚見入りながらの出来事。
『エゾバイ科』が出て手が手が止っちゃいました。

サッポロ五輪(1972 年)の前後、北の街・札幌に飛ばされていて、その時に喰らったことがあるのが道民曰くの『ツブ』、あるいは『北海サザエ』。
その『北海サザエ』がどれだったかが判らない。

雪祭りが終わり、南国から桜の便りがチラホラと流れ始める頃になると、階段を踏み外す酔っ払いがススキノに現れるんです。
酔っぱらって足を踏み外す。
この酔っ払うところは確かなのだけど、酒が原因だけじゃあないんだな~。
『北海サザエ』を喰らって酩酊状態に陥るんです。
で、『酔っ払い貝』と呼ばれたりもしてる。

大きさは普通のサザエ程度、異なる所は長っ細いところで、、都心の魚屋さんでは『バイ貝』と名札が出てる。
「コイツって、酔っ払うんだよな~」と、横目に見るだけで手を出したことはありませんが、中枢神経を麻痺させて酩酊状態にしちゃう正躰がコイツ。
唾液腺に含まれる『テトラミン』と言うたんぱく質が悪さをするらしい。
そのテトラミンが強くなるのが春先の産卵期、北海道民は毒?が強くなる春にも盛んに喰らっておりますが・・・・・。
酔っ払う時間は30分間ほど。
個人差があって酔わない人の方が大半を占め、眠くなる人もいるらしい。
北の街で喰らったオイラも、『酔っ払い貝』に酔ったのじゃあなくて、酩酊したのはニッカウヰスキーであったと思っております。
  貝類絵図続き_d0007653_10253666.jpg但し、階段から落ちる人も出るんだよね~。

毒を持ったプランクトン等を喰らって体内に毒を蓄積して仕舞う海生生物、温帯、熱帯の海が北へと広がって数が増えつつある。
刺身で美味しく喰らってたイシガキダイやブダイなどの釣り対象魚も食えない個体が出てきてます。
シジミ、サザエも毒を持つらしいですよ。
人間に害を及ぼすほどじゃあないけど・・・・・。
こちらは『海洋動物の毒』(成山堂書店)からの知識。
毒を持つプランクトンの北上で、シジミ、サザエにまで有毒個体が増えちゃったら、えらいことになる!!

by molamola-manbow | 2014-08-18 10:34 | 読書


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