2014年 08月 21日
細長いハート形の葉っぱと共に立ち木に巻き付いてぶら下がっていたり、手入れの悪い生垣に絡みついていたりのコイツ。 秋が深まると茶色く変わっ目立つようになってくる。 千切ったヤツを鼻の頭にくっつけて餓鬼時代に遊んだ記憶があります。 似ている所など無いのだけど、確か『天狗の鼻』と称していたような・・・・・。 自然薯の蔓に生える、葉っぱとは異なる物体、長らく「変な形」ぐらいの興味でしかありませんでしたが、先っぽに小さくて地味な花が咲いているのに気付いて調べてみる気になった。 三枚羽根は林檎や梨の果実、栗やドングリの実と同じものなのだといいます。 この形じゃあ効率的とは言えませんが、三枚のスクリュウは風を使って種を遠くまで飛ばすための自然薯の工夫なんだと。 凄いね、自然薯って。 根っ子で増え、弦に生じる零余子で増え、このスクリュウからも子孫を増やす。 そんな三段方法を生み出すなんて! 次の世に地球を席巻する植物は自然薯かも、と思っちゃう。 一昨日、早朝にツクツクホウシの初音を聞いた。 残暑の中、次の季節への移行は始まってます。 去年は喰えなかった零余子飯、今年は盛大に弦を絡ませている一角を探し当てましたから大丈夫でしょう。 自然の豊かな地へと引っ越したのだから、森や林の恵みを頂かなくっちゃ! 人形の実もヤマと採れそうだし、零余子もね。 取り立てて引き立つ美味しさじゃあないけど、コロコロと愛くるしい、小さなジャガイモ形が零余子の魅力。 夜露から生まれ出たような可愛さ! 読めそうもない字面だって面白い。 やっぱりおいででしたね。 長谷川 零余子(はせがわ れいよし)。 高浜虚子に師事した明治の歌人だと申します。 可愛い文字だから、我が子を『零余子』となさった方もいらっしゃるに違いない。 鮎焼きて 残る火赤し 時鳥
by molamola-manbow
| 2014-08-21 08:52
| 犬・猫・蛙に動植物
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