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2016年 03月 06日

  2 0 代に戻った二冊の本。

探している本があった訳じゃあない。
古本屋に入って店内をグルリ一周するのは習い性のようなもの。
そのグルリ一周中のこと、背表紙の小さな活字・『南太平洋』の四文字が目に飛び込んできた。
アウトリガー・カヌーに小さな三角帆を張って、太平洋の全ての島を征服した古代ポリネシアンの“航海史”は、いまだに解明されない謎が多い。
海流と風を自由に操って、彼らはインド洋を渡ってマダカスカル島にも足跡を残している。
そんなこんなに興味があって、ポリネシアンと太平洋の文字にはすぐに反応しちゃうのです。

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書棚から『南太平洋の環礁にて』(畑中幸子著)を抜き出して、目次などを眺めていると、突如ビビビッと電流が走った。
半世紀以上も前の時代、青年期へと物凄い勢いで引き戻されたのは、①東大出の文化人類学者の肩書きと、②の畑中の姓でしたね。
「是が非でも探し出さなければならない本が有った」ことを思い出したのです。
本棚(鴨宮)にはソイツは無くて、ついでに回った小田原の古本屋は休業日なのか、つぶれたのか・・・・・。
新刊本は買わない』と決めた禁を破って本屋さんも覗いてみましたが、本が古すぎるのか置いてない。
帰宅後にネットで探した『女二人のニューギニア』(有吉久美子著)がソノ二冊目の本でした。
同じ本を二冊も取り寄せちゃったのは、表紙無しの文庫本には挿絵が入っていなかったためで、表紙付きを単行本だと間違えて、また取り寄せちゃったのです。
表紙( ⇩ ⇩ )で言えば疲労困憊で前を行くのが有吉女史で、後ろから叱咤激励しているのが畑中女傑。
単行本にはこうした挿絵(宮田武彦作)が沢山入っていて、滅多矢鱈と文章を盛り上げておりました。

東京五輪( 1 9 6 4 年)の前後だったでしょうか、豪州が統治してたニューギニアの東側、インドネシアとの国境線近くのジャングルで、新しい人種が発見されます。
その少数人種の調査が目的で、一カ月ほど前からニューギニアに入っていた畑中女傑から「とっても素敵なところよ、来ない?」の航空便が東京の有吉女史の元に届きます。

バスもタクシーも走っていないばかりか、道さえも無いジャングルのど真ん中へ、有吉女史はハワイかグアムへでも出掛ける気分で行っちゃうのです。
その悪戦苦闘の道行きを綴った紀行文、最初から最後まで、目に涙しながらの笑いなしには読み進めないのが『女二人のニューギニア』なのですよね~。

G F に「面白いから読め」と 差し出されて、三分の二ほども読んだでしょうか。
そのまま何処かに置き忘れて、読破しないまま 5 0 有余年が経った本でもある。
何方を先に読もうかな~と考慮中でして、まだ何方にも手をつけていない。
さし絵入りの単行本が欲しくって、ネットで三冊目の手配もしている。
コイツが届いてから、もう一度読み順を考えますが、最初に手を付けるのは挿絵入りからかな。

女傑の『南太平洋の環礁にて』は、70ン島もの珊瑚島が連なる、トゥアモツ群島の北東端にあって、月に一度ぐらいの船便しか通わないプカルア環礁での民族調査。
畑中女傑と有吉女史、学生時代からの付き合いなのですよね~。
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by molamola-manbow | 2016-03-06 10:52 | 読書


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